保護者様とお子様のための学力向上情報誌 スクール21レポート スクレポ!第6号

新中3生向け 9割の新受験生が知らない
「入試(数・社・理)は中2までの勉強で
半分以上解ける」という証拠

中2生の皆さんは、あとひと月もしたら新中3生。
すなわち「受験生」ですね!とは言え、「まったくそんな実感ないなあ」と思っていませんか?「受験勉強は3年生になってから始めればいい」と考えるか、「すでに受験競争は始まっている」と考えるかで結果は分かれます。その証拠が実際の入試にありました。あなたはどう捉えますか?

新受験生の2人が話しています。

「もうすぐ3年生かぁ、早いなぁ」
「ホント早いね。受験勉強、はじめてる?」
「まだだよ。部活もこれから大会だしさ。部活終わってから本気になれば大丈夫でしょ?」
「え!?違うんだって!入試って中2までの内容でかなり点数がとれるんだって。今やっとく方が断然いいらしいよ」
「え?どういうこと?」

学生

あなたの意識はどちらですか?「受験勉強はまだいい」でしょうか?「今から始めた方がいい」でしょうか?ほとんどの新受験生が知らないのですが、実は中2までの学習内容で、数学(学力検査問題)・社会・理科の県公立入試の平均点近くの点数を取ることができるのです。入試に出題されるのは、中3になってから勉強する内容ばかりではありません。今しっかりと土台を固めておけば、3年生で積み上げをしていけます。志望校の合格にもかなり近づきます。
では、教科ごとに中2までの内容で何点取れるのか確認していきましょう。本物の入試問題(令和3年度・学力検査問題)の中から、今のあなた(中2)でも解ける(はずの)問題もいくつかピックアップしますので、解けるかどうかチャレンジしてみて下さいね!
※令和3年度の埼玉県公立入試の問題や解答は、「埼玉県立総合教育センターホームページ」にファイルがアップされています。こちらを参照してください。
※本記事に掲載する点数はすべて「令和3年度の県公立入試」のものです。

●数学は58点も取れた!

中2までの勉強で解ける入試問題(学力検査問題)というと「最初の方の計算問題だけでしょ」と思いましたか?そんなことはありません。中2までの学習がバッチリだったら、100点満点のうち58点も取れたのです(事実です)。平均点は62・2ですから、受験生の平均点とほぼ同じくらいの点数が、中2までの学習で取れた計算になります。
ちょっと驚きですね。確かに大問1にある計算問題9題のうち、6題が中2までの内容で解けます。しかしそれ以降にある(11)「球の体積と表面積の求め方」の問題や、(12)「空間図形における面の位置関係」の問題も解けるのです。(14)「基本的な事象における確率の性質」の問題や(15)「度数分布表から相対度数を求める問題」の問題もそう。
こうした問題は「中2までの内容だから簡単だろう」と思われがちですが、そうとも限りません。難問もありました。正答率90%以上の問題もありますが、(16)の正答率はわずか11・8%。9人に1人しか正答できなかった難問でした。さらに大問3の(2)の正答率は7・2%。全24問中、2番目に正答率の低い問題でした。記述問題でしたので正答率が低いのは当然かもしれませんが、中2までの学習で解ける問題でも、かなりの難問も出題されていました。
ここで本物の入試問題から、大問1(16)を掲載します。新受験生としてチャレンジしてみてください。解けますか?

数学問題

●社会は平均点超え!

社会は、地理分野と近世までの歴史分野の大半を中学2年生までに学習します。そこまでの勉強で取れた得点は67点。受験生平均点62・6点ですから、中2までの学習内容をしっかり身につけていると、受験生平均点以上の点数を取れたことになります。数学では、中2までの学習内容で正答率が90%以上だった問題が3題もありました。しかし社会では、正答率90%以上となると1題のみ。多くの受験生が「中1生、中2生でも解ける問題」に苦しめられたということです。
中2までの学習で解ける問題は19題出題されたのですが、そのうち半数近い9題が正答率50%以下でした。数学と比べると、社会は「中2までの学習で解けるけれど、簡単な問題は少ない」とも言えます。後で掲載する表をじっくり見て下さい。どう捉えるかで勉強への向き合い方が変わるはずです。
ここでは地理の問題を解いてみましょう。大問1問3(正答率40・9%)です。半数以上の受験生が正解できなった問題です。解けたら自信を持って下さいね!

社会問題

●理科には「道すじを考えさせる」問題も!

中2までの勉強で取れた理科の得点は55点。数学や社会に比べるとちょっと低いですが、平均点も56・2点と低いので「平均点くらいは取れる」と言えます。中2までの学習で解ける17題のうち14題は正答率50%以上でした。数学や社会に比べると取り組みやすい問題が多かったようです。。
でも「易しい入試問題なんてイメージできない」と不安ですか?ここでは本物の入試問題から、正答率の高かった入試問題をご紹介します。

理科問題1

解けましたか?答えは「イ」です。この問題の正答率は、87・8%でした。理科はこのように正答率の高い問題が多かったので、腕試しに解いてみるのもいいと思います。。
その反面「難問」も出題されました。次の問題(大問5問4)の正答率は10・7%。さあ、あなただったらどう解きますか?

理科問題2

答えは「50℃」です。計算がいろいろ入ってきますが、計算そのものは決して難しいものではありません。ではどうして正答率が10・7%しかなかったのでしょうか。それは答えにたどり着くまでの道筋を考えるのが、難しかったからだと思われます。 この問題は、習ったことを単純に覚えて答えるだけでなく、どのように考えを進めていけば答えに行きつくのかを考えさせるものでした。こうした問題は苦手な受験生も多いですが、スクール21では、こうした思考力が身につくような練習をしていきますので、入試の時期には得意になる人も多いですよ。

いかがだったでしょうか。新受験生の皆さん、「受験なんてまだまだ先の話だよ」という気持ちはなくなったのでは?あなたがすでに習った内容が身についていれば、入試で半分以上の得点ができるのです。目の前の勉強を一生懸命頑張ると、志望校合格に近づくことがハッキリしたかと思います。スクール21の先生たちは、あなたの志望校合格を実現するべく全力を出します。あなたも全力でくらいついて下さい。一緒に志望校合格を勝ち取りましょう。

令和3年度埼玉県公立高等学校学力検査問題 平均点

新中2生向け 数学の鬼門は中2にあり⁉
その正体と春にすべき対策とは?

中学生になって約1年、学校生活には慣れてきましたか?次の学年は「中だるみの中2」とも言われます。ここで周りと同じようにたるむか、周りがたるんでいるからこそ先んじるかで、大きな差が生まれます。今号では入試まで尾を引き鬼門となりやすい中2の単元の解説と、クリアするために春にしておくべき対策を記載します。2つ目のコーナーでは、数学が得意な人・苦手な人の特長もまとめました。向き合い方を見直して、今から数学を得意な科目にしてくださいね。

事実、中2の数学に新しい分野はない

「中2ではまた新しいことを習うんだよな。難しそう」と不安を持っているかもしれません。中1の1年間は、小学校の算数とは違って「はじめて習う」ことが多かったのではないでしょうか?2年生になったらまた新しいことを習うかというと、実は違います。
あまり知られていませんが、中1・中2・中3と学年が上がっても習う分野は同じです。学年の初めに「文字や計算」の単元を習い、次に「方程式」。その後に「関数」「図形」と続きます。この大枠の分野と順番は原則3年間同じ。まったく新しいことをやるのではなく、前の学年でやったことを土台にしてレベルアップしたことに取り組むのです。

習う分野

これが何を意味すると思いますか?
「2年になったらがんばる」が効かないということです。まったく新しいことを習うのであれば、「今からがんばる」でもその分野は高得点がとれるかもしれません。でも、数学の場合は、前の学年でやったことを土台にしています。1年生の内容を理解していないと、2年生の内容はちんぷんかんぷん。当然3年生の内容も理解できません。すると、1年生の終盤である今、やるべきことは何でしょうか?(その内容は、後述します)

受験期まで尾を引く鬼門「1次関数」。その原因とは?

受験生に「数学で苦手なところは?」と聞いて多いのが「一次関数」です。受験生にとって「一次関数」は「苦手で嫌な単元」、一つの鬼門となっているようです。一次関数は中2から取り組む内容です。それが中3の受験期まで尾を引いているのです。では、その原因はどこにあるのでしょうか?
一次関数の土台は「比例・反比例」です。中1で習った比例・反比例の次の段階が、中2の一次関数。比例・反比例がしっかり理解できていないと、一次関数も苦手になってしまう(図を見れば一目瞭然ですね)。今、比例・反比例を苦手なままにしていると危ないということです。

「その場しのぎ」で乗り切っていたらキケン信号

式を読み取って、比例反比例のグラフを書けますか?また、グラフを見て式にできますか?
中1の時に、教科書の問題を暗記して「その場しのぎ」で点数を取っていたらキケンです。きちんと理解できていないので、一次関数でもつまずく可能性が高いです(受験まで尾を引いてしまう)。 今のうちにやるべきなのは「グラフを描く回数を増やす」ことです。今グラフを描くのが苦手だったら、完璧に描くのは難しいでしょう。それでも大丈夫!まず描こうとしてみてください。分かるところまででいいから描いてみてください。とにかく描こうとしてみてください。それがだいじです。描く回数が増えるほど、描けるようになっていきます(ほんとですよ。次のコーナーでも「グラフを描くほど、数学が得意になる」理由を説明しますね)。

「グラフは難しい?」違います。簡単にするためです。

「グラフを描くのは難しい」と感じていますか?慣れていない時は、そう感じるかもしれません。でも本当は、グラフは「難しい」ものではありません。簡単に理解するための道具なのです。グラフで表示すると「見て感じる」ことができます。数字や文字の式ではよく分からなかったものが、グラフにすると直感的に分かることも増えます。
実際、「分からない」と質問に来た生徒に「ひとまずグラフ描いてごらん?」と言っただけで、「あ、わかった」と自分で理解・納得することも少なくありません。グラフは分かりやすくするための道具なのです。
中1の今なら、まだまだ十分に挽回できます。もし「グラフを描くのが苦手」だと感じていたら、まず描いてみましょう。「完璧じゃなくていいから描いてみる」を実践してください。描く回数が増える程、比例反比例だけでなく数学自体が得意になっていくはずです。

学年末テストはピンチでなくチャンス!

「学年末テストは範囲が広くて大変」と思っていませんか?多くの中学校では、学年末テストの範囲は1年分丸ごとになっています。これをピンチと捉えるかチャンスと捉えるか。数学に関しては(他の科目もですが)、大いにチャンスと捉えてください!
数学は1年生の内容を土台にして2年生でレベルアップした内容を積み上げます(冒頭にも書きましたね)。土台がグラついていると、2年生で積み上げられません。1年分の総復習を自分自身でやろうと思ってもなかなか大変です。でも「学年末テスト」は「1年分を総復習できるチャンス」でもあります。ぜひこの機会に土台を固めて下さいね(グラフを書いてみることを忘れずに!)。

数学が得意な人・苦手な人の特長。

「私は数学が苦手だ」とか「数学は嫌い」とか「数学の才能がない」と思っている人ほど、驚くコーナーだと思います。数学は「才能があるから得意になり、点数が伸びる」のではありません。「あることをするから、得意になり点数が伸びる」のです(まれにとてつもない才能の持ち主もいますが)。
数学を得意にしている人、苦手にしている人には違いがあります。大きな特徴を4つ挙げますので、あなたはどちらに当てはまっているかチェックしてみてくださいね。数学を得意にするコツは最後にお伝えします。

公式の捉え方について

公式は便利な道具ですが、それだけを覚えていてもあまり意味はありません。苦手な人は、暗記した公式を問題に当てはめて解こうとします。「この問題は見たことがある!あの公式だったな」「この単元は、この公式を使えばいいはず」などと考えて解いている人は危ないですよ。
得意な人は、どうして「こんな公式になるのか?」と公式の成り立ちを考えて理解したり、「この問題ではどうしてこの式を使うのか?」と考えたりすることが多いです。それを繰り返すことで、理解が深まり、数学力が高まっていきます。
そもそも数学は「計算する科目」ではありません。「考える科目」です。計算力は考えるための土台や手段でしかありませんので、その意味をはき違えないようにしましょう。

苦手な人・得意な人

問題を解く時の「途中の計算式」について

驚く人も多いと思います。「途中の計算式を一つ一つ丁寧に書く」人は数学が苦手なことが多いです。意外じゃありませんか?誤解しないでください。順を追って丁寧に計算することはとても良いことです。ただ、苦手な人は機械的に順番に計算式を書いている(計算している)ことが多いのです。小数点の位置を間違えるなどケアレスミスが多い人は、この傾向があるかもしれません。
得意な人は、暗算で式を一つ飛ばししたりします。自ら工夫して解いています。頭の中に図やグラフのイメージができていることも多いのが特徴。小数点の位置が違っていると「なんか違う」と直感的に気づくことができます。

「図形やグラフ」への向き合い方について

苦手な人は「図形やグラフを描くのは難しい」と思って、描くのを避ける傾向があります。教科書やワークのグラフにメモをしながら解くことが多いのも、苦手な人に多くみられる特徴です。 得意な人は「自分でグラフを描く」ことが習慣になっています。完璧に描けなくても、分かるところまで描いてみる。間違っていてもいいから自分で描いてみる。そういう習慣がついている生徒ほど数学が得意になっていきます。 生徒のノートを見ていると、図やグラフを描いているかどうかで数学の得意・苦手がハッキリと分かれています(かなり顕著です)。数学は計算をする科目ではなく「考える科目」です。図やグラフを描くことを通じて、問題の意味をしっかり捉えて考えることになり「考える力」がついていくのです。だから「図やグラフを描く」生徒はどんどん数学が得意になっていき、描かない生徒との差が開いていくのです。

「分からない」時の対処法について

図形やグラフへの向かい方にも似ていますが、得意になる人は「どこまでが分かって、どこからが分からないか」をハッキリさせてから質問に来ます。苦手な人は、ただ「分かりません」と質問に来ます。少しでも分かるところがあれば、そこまでは解いてみる。分かるところと分からない所をハッキリさせてから質問をする。その積み重ねが考える力になり、数学力の向上につながります。

数学好きになる、とっておきのコツ「自分ほめ上手」になろう!

数学が苦手だと「難しい」と悩んだり「できない」と落ち込んだりしてしまいます。すると、ますます苦手スパイラルに陥っていく。それよりも、できたときに存分に喜びを味わいましょう! 問題が解けたら、嬉しいですよね?その嬉しさを存分に味わってください。「前は解けなかった問題が解けた!」「今回も間違えずに解けた」「少しスピードが上がった!」などと。もし正解できなくても、少し進歩したことはありませんか?「ここまでできるようになった!」と思えれば、楽しくなってくるはず。 嬉しい気もちを存分に味わうのが数学好きになるコツです(他の科目にも言えますね)。小さな進歩でも、うまくいった時には自分を思いっきりほめてあげて下さい。嬉しい気もちになれると好きになります。得意にもなっていきますから。その意味では、数学は 「得意になっていく」ものではなく「自分で得意にしていく」科目とも言えます。楽しくなったら勝ちですよ!できた喜びを存分に味わって、数学を得意にしてくださいね!

先生たちのちょっとしたストーリー

浦和教室教室長 伊藤先生

「目的を持った子は強い」と力強く語る伊藤先生は、子どもの頃は勉強が苦手でした。小・中学生の頃、塾に通った経験はあるけれど長続きしませんでした。それは塾に通う目的を持てていなかったからです。

■やりがいを見出させてくれた生徒

伊藤先生が教室長になってすぐの頃に、印象的な生徒がいました。学校の授業はまともに受けず遊んでばかり。家にもあまり帰らないような生徒。それでも塾には毎週通ってくれていました。伊藤先生は、彼に自分と重なる部分を感じ、自身の過去の経験を伝えていました。 それから数年。彼が講師として戻ってきたのです。「あの頃、塾で伊藤先生と話すのが楽しかったです。おかげでドロップアウトしないでこれました」そんな風に言ってくれました。このような生徒たちの存在がいくつもあり、伊藤先生は「人の役に立つ」喜びを見出していきます。

■やる気のスイッチは、他人には押せない。

小・中学校の頃に親から行かされた塾は長続きしませんでした。子どもの頃の伊藤先生は勉強が大の苦手。やりたくなかったのです。でも、あることをきっかけに目的を持ちます。「大学に行きたい」と願った伊藤先生はついに勉強に本腰を入れます。集中すると成績は伸びていき、行きたかった高校に合格できたのです。「目的をもった子は強い」と伊藤先生が確信をしているのは自分自身の経験があるからなのです。
無理やり目標を持たせても「そんなのはウソ」だと伊藤先生は思っています。自分のスイッチを押せるのは自分だけ。そして自分で目的や意志を持った子は強い。これは伊藤先生の確信です。だからこそ、時には生徒が目的を見出すまで待つのも仕事だと思っています。
「人の役に立ちたい」と願う伊藤先生は、生徒が自ら目的を見出して動き出せるよう、今日も明日も生徒の気持ちと向き合い続けます。


八潮教室教室長 山本先生

「人生の分岐点の一つに関われることは、やりがいになっています」と笑顔で語る山本先生は、過去に大きな悔しさを味わっていました。

■山本先生の心残り

山本先生はスクール21で非常勤講師を経験し、一度別の企業に就職しました。その後にスクール21に戻ってきたのは「心残り」があったからです。「最後に担当したクラスで、一人だけ公立校の第一志望に合格させられなかった」のです。クラス責任者の気持ちで生徒と向き合っていた山本先生には、とても悔しいできごとでした。別の企業に就職をしてからも、そのことが気がかりでモヤモヤが続きます。そして「このままじゃダメだ」とスクール21に戻ることを決めたのです。その時の悔しさが消えることはないけれど、今も指導の原動力になっています。

■教えるのは勉強だけではない

「成績が上がった」「分かるようになった!」と生徒さんや保護者さんから言われるのはとても嬉しいこと。でも、山本先生は勉強だけを教えているのではありません。「そもそも、どうして勉強しているのか?」という意味を大切にしています。勉強は「人生を歩んでいく練習」です。目標と計画を立てて、実行・努力して結果が現れる。そして改善点を見つけてまた目標を立てる。こうしたサイクルは人生を歩む上で必要なこと。勉強はその練習でもあると思っています。

■昨日も今日も、改善点

そういう山本先生自身も日々自己成長のための努力を重ねています。「自分が納得のいく完璧な授業は年間通しても、なかなかない」のです。「今日の授業、もっとこう教えればよかった」「ここは説明しすぎたな」「この子、今日指さなかったな」など改善点が必ず見つかります。それを日々修正して自分を磨いているのです。
「この教室をさらに発展させていきたい」と熱っぽく語る山本先生は、これからも生徒さんの成長を促し、合格に導いていきます。

新中1生向け 【特集】こんなに違うの!?
小学校と中学校って!

もうすぐ中学生ですね?楽しみですか?中学生になるとバスや電車の料金が大人と同じになるように、勉強もずいぶんと大人っぽくなります。小学校の時とは変わることもたくさん!今回は大きく変わる点として〔英語〕と〔定期テスト〕を特集します。今のうちに心構えをもっておけば安心ですよ!

知ってた?中学に入ると英語も急に変わるって!

英語は小学校でも習ってきたけれど、中学校では教え方が大きく変わります。初めはとまどうかもしれません。でも、今のうちに「変わること」や「多くの人がつまずくポイント」を知っておけば大丈夫!

小学校の英語と、中学校の英語の違いとは?

カン違いする人も多いのですが、中学校の英語は、小学校の英語の延長ではありません。内容だけでなく、教え方もかなり違います。意識を変えないととまどってしまうかもしれません。
一番の違いは「文法(英語のルール)に踏み込むこと」です。小学校の時は、話したり聞いたりすることが中心でした。たとえば「道を聞くとき」などの場面設定があり、その中でいろんな単語をあてはめて伝える練習をしてきました。
中学校では、もっと大人っぽい勉強になります。「文法」という英語のルールを中心に学んでいきます。小学校の時は、感覚的にでもなんとかなったかもしれないけれど、中学校ではそうはいきません。単語の順番や使い方などのルールがだいじになります。

小学校/中学校

小学校のような場面設定の学習だと、場面が変わると話せなくなってしまう子もいます。中学のようにルールを学ぶことで、いろんな場面で応用ができるようになります。
また、中学校では読むこと・書くことが圧倒的に増えることも大きな変化です。

Hallo!

中学生になる前に、だいじなこと。

小学校では600〜700語の英単語を習ってきました(たくさん習ってきたんですね!)。中学では、それを覚えている前提で授業が始まります。だから小学校で習った英単語を覚えていないと、中学校ではいきなり壁にぶつかってしまいます。今のうちに小学校の単語を復習しておきましょう!
とはいえ「今から英単語を700個も覚えるなんて無理!」と不安ですか?安心してくださいね。ポイントがあります。

英単語は3段階の内2段階目まで!

英単語の理解には、段階が3つあります。
本当は第3段階の「書ける」までできると完ぺきですが、小学校卒業のときは、第2段階の「意味をイメージできる」ところまでで大丈夫です。

3段階

英単語を覚える時は「英語⇔日本語」という覚え方は実はよくありません。実際に英語を使えるようになるためには、英語は英語として脳に理解させた方がいい。だから、英単語は写真やイラストなどのビジュアルイメージで覚えましょう。

tiger

受信型の単語、発信型の単語とは?

中学校では、小学校で習った単語に加えて1600〜1800語を習います。合計すると約2500もの単語数になります(お父さんやお母さんの時と比べたら2倍くらいになっているでしょうか)。かなりの数ですよね。こんなに多いと「すべて覚えなきゃいけないの?」と不安になりませんか?
英単語は2種類に分けられます。「発信型の単語」と「受信型の単語」です。発信型は、自分で話したり、英文を書く時に必要な単語です。受信型は読んだり聞いたりすることが主になる単語です。自分では書けなくても見た時に読めて意味がイメージ出来ればいいものです。
中学の定期テストや高校入試にしぼって言えば、発信型の単語はしっかり自分で書けるようにしなければいけないけれど、受信型の単語は書けなくても読めてイメージがつかめれば大丈夫です。スクール21の授業はそれも踏まえているので安心してくださいね。
また、英単語だけでなく、6年生で習った表現パターンも大切です。中学では、こちらもできている前提で始まるので、6年生で習った表現パターンはひと通り復習しておきましょう。

多くの人がつまずくポイントは、2つ

中学校で文法を習いはじめ、つまずきやすいのは「動詞の種類」と「数えられる名詞/数えられない名詞のちがい」です。
動詞には「be動詞」「一般動詞」「助動詞」の3種類があります。それぞれ使う場面や使い方に違いがあり、「肯定文/否定文/疑問文」でも変化の仕方が違います。詳しくは中学校に入ってから学びますが、「動詞には種類があるぞ」と言うことは頭に入れておいてくださいね。
また「名詞」も実はつまずきやすいポイントです。名詞には「数えられるもの(可算名詞)」と「数えられない名詞(不可算名詞)」があります。

可算名詞:pen,dollarなど
不可算名詞:water,moneyなど

特に気を付けないといけないのは「可算名詞」の方です。これらは単語一つでは英文に存在できません。「a/the/this/that/my/your」などとセットにしないといけません。初歩のように見えますけど、入試まで引きずってしまう人もいます。それで1〜2点を失点すれば、合否に響くことだってあり得ます。はじめから意識して身につけておきたいですね。

変な英語が気もち悪くなったら勝ち!

スクール21では「音読」を意図的に増やしています。なぜかというと、英語の感覚を脳にしみ込ませるためです。音読をすると語感が自然と身につきます。「読み・書き」は「目で見る」ことが中心ですが、音読をすると「口で発する/耳で聞く」といろんな感覚を使うことになります。自然と英語の感覚が身についてくるのです。テレビなどで、海外の方が話すカタコトの日本語にちょっと変な感じを持ったことはありませんか?語感が身についてくると、英語でもそうしたことに気づいてくるようになります。「この英語、なんだか変な感じ」と思えたら、正しい英語に直せるようになってきますよ。

音読

どうして、英語を勉強するの?

さいごに。「日本に住んでいるのに、どうして英語を勉強しなきゃいけないの?」と疑問に思ったことはありますか?大人になってから、日常で普通に英語を使う人は多くないかもしれません。でも、情報収集においては英語を読めることがこれまで以上に重要になっていくでしょう。
世界はどんどん進んでいますから、英語のホームページで情報収集することも出てくるはず。日本語に翻訳されるまで待っていると遅れをとることにもなりかねません。
中学校の英語は小学校とはかなり変わります。今後にも活きる力になるので、しっかり取り組んでいきましょう。

「定期テスト」って何?

「定期テスト」は小学校にはありませんでしたね。特に初めて受ける定期テストは緊張する人も多いです。定期テストとはどんなものか、どのように取り組めばいいのか、お伝えしますね。読めば「なんだ、あわてる必要はなかったんだ」と安心できると思いますよ。

定期テスト3つの特長

定期テストは1年間に5回行われるもので、直前に習った内容の理解度をはかる確認テストです。では、この定期テストはどんな特長があるのでしょうか?

1学期/2学期/3学期

特長1:範囲が決まっている

直前に習った内容の理解度をはかる確認テストですから、範囲がハッキリ決まります。初めての定期テストは5月下旬に行われる中間テストです(学校によっては6月上旬)。テスト範囲は4月~テスト期間までの内容になります。テストの7~10日前には範囲が発表されるので、確認してくださいね。

特長2:順位が発表される

小学校の時には順位発表はありませんでしたね。ほとんどの中学では、あなたの学年順位が発表されます(全体発表はなく個人別に知らされるだけなので安心してくださいね)。5科目合計で、学年の中での自分の順位が分かります。順位を見る時はドキドキすると思いますが、ガッカリすることなく上を目指すためのやる気に変えましょう。ゲームなどでランキングを上げるのが好きな人は、定期テストの順位発表もモチベーションになるかも!

特長3:通知表・内申書に影響する

定期テストの点数は、通知表の評価に影響します。通知表の評価は、高校入試で使用する内申書に影響します。1回のテストの結果だけで決まるわけではないけれど、テストの点数は大きな要素なので軽視しないでくださいね。
ちなみに学校の指導要領によると、成績は3つの要素を加味することになっています。①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体的に学習に取り組む態度の3つです。この内①②が定期テストではかられるので影響が大きいのは当然ですね。

定期テスト、どうやって勉強すればいいの?

「定期テストが大切だ」と言うことは分かったと思いますが、どうやって取り組めばいいのでしょうか?安心してください。日ごろからちゃんと取り組んでおけば、いざテストだからとあわてる必要はありません。

:テスト期間は積み残しの復習を。原則は毎日の勉強にあり

テストの直前には多くの中学校が〔テスト期間〕として部活動を休止しています。この期間にテストに向けて仕上げの勉強をします。だからと言って「テスト期間に集中して勉強すればいい」と思っているとキケンですよ。
テスト期間中に時間をかけたいのは「それまでにできなかった所(積み残し)」の復習と、暗記物の集中仕上げです。「テスト期間にまとめて全部やろう」と油断していたら、やらなきゃいけない内容が多すぎて手が回らなくなりますよ。

:できなかったところに印をつけておこう

効率的にテスト勉強を進めるためのテクニックです。毎日の勉強でワーク中の解けなかった問題(積み残し)にマーカーなどで印をつけておきましょう。テスト期間はそこを集中的に復習すればOKです。

ノート

:教科書とワークを中心に復習するのが原則

定期テストの問題は、ほとんどが「教科書とワーク」から出題されます(学校によるけれど概ね8割以上)。出題される問題は、実はほとんど分っているということです。
入試の場合は「初めて見る問題」も出題されるけれど、定期テストの場合はほとんどありません。教科書とワークがきちんとできるようになっていれば、高得点がとれます(安心しましたか?)。

:英数は日々の理解が大事。理・社は直前に一気に復習!

科目別のポイントです。特に英語・数学は日々の理解が大切。この2教科は短期間で仕上げることが難しいので、毎日の勉強の中でできるだけ理解するようにしてください。対して、理科や社会は暗記項目が多い科目です。テスト直前に集中して仕上げることも可能です。
国語は、実は学校の授業がとても大切です。テストに出る問題は教科書に載っている文章です。ワークに載っている問題がそのまま出題されることや、授業中に先生がしゃべったことが出題されやすいです。授業をまじめに受けていれば高得点を取りやすいですよ。

:先生が作ったプリントも忘れずに復習!

中学校の先生が自分で作ったプリントがある場合、そこからも出題される可能性が高いです。プリントは先生が大切だと思っているところが記載されているものですから、忘れずに復習しましょう。

:塾を活用せよ。学校ごとの傾向を知ってテスト対策しています

スクール21は、各中学校ごとの傾向を捉えてテスト対策をしています。テスト直前に行っている「テスト対策トレーニング」でも、その傾向を踏まえています。心配ごとがあれば、塾の先生にどんどん質問してください!心配ごとはすべて解決しましょう。
いかがでしたか?定期テストの心配はなくなりましたか?繰り返しますが「定期テストは範囲が決まっている確認テスト」です。日々の勉強にまじめに取り組んでいれば、あわてる必要はありません。日々着実に取り組んで、落ち着いて定期テストに挑んでくださいね。

分かるかな?2番目クイズ

中学受験コース生向け 中学受験、合格を勝ち取れ!
合格を勝ち取るにはどんな壁を乗り越えればいいの?
攻略法を学年ごとにまとめました。

中学受験では、小学校の授業では取り組んでいないことがたくさん出題されます。はじめて問題を見た時は「こんなに難しいの?」と驚くかもしれません。でも、大丈夫!合格に必要な力は順番に身につけていけばいいのです。今回は算数と国語について、学年別に乗り越えるべき壁と攻略法をまとめました。新学年でもしっかり力をつけていきましょう!

笑顔

算数

本番ではかなり長い文章が出題され、それを分解して読み解く力や計算力が問われます。すぐに身につく力ではないので、学年ごとに土台を固めていきましょう。

4年生の壁と攻略法

4年生で壁になるのは、「計算」と「図形」です。

攻略法/ポイント

「計算」はスピードと正確性を身につけよ!

実際の受験では、短時間で多くの問題を解くことになります。文章を読んで考える時間も必要なので、計算が遅いと時間のロスになります。4年生の内に計算力を高めておきましょう。 スピードだけでなく正確性が大切。だんだんと難しくなり、ケタの多い小数の計算や、3つ4つの数字を計算する問題が出てきます。その時に「え?こんなにたくさんの数字?」ととまどうと時間ロス。たくさんの数字がでてきても、パッパッと計算できるようになりましょう。
計算力をつけるには、毎日やること・たくさん解くことが大切です。繰り返すほど「当たり前に」できるようになります。4年生からトレーニングしていると6年生になった時には計算力は高まっていますよ。

「図形」は立体と角度を攻略せよ!

中学受験では「立体」が出題されます。小学校の授業ではあまりやらないので、塾で身につけましょう。攻略のポイントは「辺の数」と「頂点の数」が分かること。立体と平面の違いをイメージできると、すんなり攻略できます。
角度は「折り返し」を苦手にする人が多いです。
「角度」は計算するまえに、図形の意味合いを理解できていないと解けません。勉強するときに教科書やワークの解説文を読んでも、きっと難しいでしょう。図形を攻略するには、目で見てイメージで理解することが大切です。塾で先生が黒板に書いた図形を自分でもノートに書き写したり、色付けしたりして、目で見て分かるようにしましょう。

図形の折り返しの見本図

5年生の壁と攻略法

5年生で壁になるのは、「割合」と「速さ」です。

攻略法/ポイント

「割合」は、何を求めているのかハッキリせよ!

計算自体は難しくないけれど、割合が壁になるのは「文章題」が入ってくるからです。まず難しいのが「問題文の読み取り」です。「この問題は、何を求めているのか」をまずハッキリさせましょう。そのためには「線分図」がとても有効です。
問題を読んで自分で線分図を書ければ、その問題はきっと解けます。文章を「見える化」する練習を積んでいきましょう。

線分図の見本図

また割合の書き換えを苦手にする人もいます。「%⇔小数」の書き換えは当たり前のようにできるようになりましょう。 「割合」は中学受験を攻略するのにとても大切な位置づけです。本番では長い文章の問題が出題され、その中に色々な要素が含まれるのですが、そうしたパターンの第一段階が割合で始まるからです。文章が長くなっても、解くために大切なことは同じ。「この問題は何を求めているのか」をハッキリさせましょう。 割合の計算の中でも、苦手にする人が多いのは「逆算」です。通常は「比べられる量÷もとにする量=割合」ですが、抜けている数字が変わることがあります

割合

速さは、関係を明確にして覚えよ!

速さの計算は、中学入試で必ず1問は出題されています。出るのが(ほぼ)分かっているのだから身につけましょう。速さの攻略法は「道のり・速さ・時間の関係を明確にして覚える」です。同じ問題を何度でも解いてみる。すると、速さの問題の解き方や計算に慣れてきます。 速さは問題のパターンは多くないので、慣れることがだいじ。たくさん練習して、得点できるようになりましょう。

6年生の壁と攻略法

中学受験本番を迎える6年生で壁になるのは「比」と「長文」です。

攻略法/ポイント

「比」は、図形と混ざっても整理できるように!

比の計算をするのはそれほど難しくありませんが、中学受験では図形と比が混ざって出題されます。また、比は中学に入ってからも苦手に感じる人が多い単元です。今の内の多くの問題を解いて、慣れていきましょう。

「長文」は情報整理できるかどうか⁉

受験本番では、かなりの長文が出題されます。求められているのは「情報整理力」「情報処理力」「分析力」「思考力」です。長い文章の問題は、初めはかなり苦労すると思います。でも、あまり気負わないで下さい。 長い文章をすべて理解して、まとめて解こうとすると混乱します。だいじなのは「この問題では、どこを問われているのか」と情報を分解して整理することです。 長い文章であっても、各問題で使う情報は実は1~2行だけと言うことが多いです。きちんと情報を整理しながら読めれば、あわてる必要はありません。問題文を読みながら、重要なところにアンダーラインを引いたり、文章で書かれていることを自分で表や図にしたりしましょう。すると整理する力がついていきます。

【算数の力をつけるために】
算数の合格力をつけるには「考えるステップを自分で組める」ことが大切です。問題に反応して、計算するだけではその力はつきません。スクール21では、その力をつけるために、問いかけの順番を大切にしています。
まずは「この問題では何を求めているの?」から始まり「問題の情報から、何が分かる?」そして「最初は何を求める?」「それが分かったら、次に何をする?」と考える順番を整理できるように問いかけていきます。
また、解いた問題の振り返りでも「どうやって解いたの?」と確認をします。正しい筋道だったかどうかを先生が確認するだけでなく、生徒の頭の整理にもなるからです。
長文が出題される算数は情報整理と考えるステップの力が大切。短期間でつく力ではないので、時間をかけてじっくりと力を蓄えていきましょう。

第二次選考の面接はここが大切!

来年以降受験する皆さん、公立中高一貫入試では紙の試験だけでなく、面接という試験もあります(浦和中、伊奈学園中、川口市立高附中)。
今回は面接のポイント例を少しお見せします。

1.「この学校で何がやりたいですか?」は王道の質問

「この学校で何がやりたいですか?」と訊かれてその場で「えっと、えっと…」と考えだすのはNGです。事前に準備しておきましょう。その際、将来の夢から逆算するのがおススメです。たとえばアナウンサーになるのが将来の夢ならば、「自分の夢はアナウンサーになることです。アナウンサーになるためには英語力やコミュニケーション能力が必要だと思いますので、学校の勉強では英語を特に頑張りたいです。また生徒会などに入って、多くの人とコミュニケーションをとる力を磨きたいです」こんなふうに答えられるといいですね。

2.答え方で決まってしまうことも!

でも答えを事前に準備したからOKというわけでもありません。面接では「答え方」も重要です。小さな声でふし目がちに答えては、相手に気持ちが伝わりません。答え方で重要な点を二つ上げておきます。

●適度に大きな声ではっきりと話す。●相手の目を見て話す。

答える内容も答え方も、練習しておかないと緊張してうまくいかないことも多いです。でもスクール21では面接の練習を実施しますので安心してくださいね。

国語

中学受験では「書く力」が要求されます。浦和中や大宮国際中では45分間のテストで300字程度の作文をする問題が3題出されたり、川口市立高附中では100字程度の作文が2題出されたりしています。私立中学は難しい知識が問われることがありますが、県公立は知識よりも「思考力や表現力」が問われます。その力は短期間でつくものではなく、裏技もありません。ただ、効率的な学習方法はあります。努力を着実に力に変えていきましょう。受験を通して付けた力は、将来にも必ず活きます!

4年生の壁は「はじめての文章」

攻略法/ポイント

小学校のテストでは授業でやった文章の問題が出題されますが、中学受験は違います。初めて目にする文章を読んで、問題を解かないといけません。これは慣れないと難しい。中学受験が難しいと言われる1つの理由です。
スクール21では「植物に関する文章/動物に関する文章/自然や環境問題に関する文章」など1年間で70以上の文章に触れるようプログラムしています。いろんな文章に触れることで「知っているテーマや言葉を増やす」ことが第1の狙いです。受験で目にする文章が初めてのものでも「似たテーマの文章を読んだことがある」とか「この言葉は知っている」と感じられたら、入試本番でも焦らず実力を発揮できます。
また、音読もとても大切です。黙読して分かったつもりになっていても、音読をすると理解度が判明します。理解していないとスラスラ読めないので「本当に理解できているかどうか」がハッキリするのです。
4年生ではたくさんの種類の文章に触れて、読めるようになっていきましょう。

5年生の壁は「論理的な文章」を書くこと

攻略法/ポイント

5年生では「論理的な文章を書く」ことが始まります。
受験では、自分の意見を文章で表現することが多いです。説得力もって説明するには「意見+理由」や「意見+具体例(体験談)」という構成が有効です。とはいっても、いきなり「自由に書いて」としてもなかなか書けないものです。1文字も書けないことも珍しくありません。まずは短い文章を書くことから慣れていきましょう。
スクール21のテキストは、細かく区切った質問で構成されています。まずは「意見」を確認する質問。その後に「その理由」を問う質問など。順番に質問に答えていくことで、論理的に説明された文章ができあがります。こうしたパターン(型)を繰り返して慣れていくことで、細かな質問がなくても、自分で順番を考えて説明できるようになってきますよ。

また「ぼくが○○と思うのは、○○と思うからです」と語句が重複してしてしまったり、「です」で書いていたのに急に「だ」と言い切ってしまったり。こちらも攻略法は反復練習。書いた後に読み直して、おかしなところはないか、確認をしながら何度も書いて力を磨いていきましょう。

テキスト見本

6年生の壁は「説得力のある作文」作り

攻略法/ポイント

6年生のポイントは「問を正確につかみ、論理的に考えて文章を作ること」です。要は、出た問題に対する自分の考えを、説得力をもって伝えられるようになることを目指します。
中学受験では、資料の読み取りをもとに、作文の問題が出されることが多いです。解答を作るときは、まずは問や資料をよく読み、問われたことに対する自分の意見を定め、それから条件に沿って、理由や具体例(体験)を交えながらまとめる、という手順になります。
問や条件を無視して書いたら、もちろん得点になりません。そして、苦手にする人が多いのが「意見と理由のつながり」や「意見と具体例(体験)のつながり」です。たとえば「朝食をとった方がいい」という意見を表明したとしましょう。次に理由で「私がそうしているから」と自分の体験を書いてしまう人がいます。これでは説得力がありませんね。理由は客観的に説得力を持つようにしないといけません。 「具体例(体験)」の場合も、意見と関係ない体験を書いてしまう人が多くいます。一貫性のない意見は、読み手に伝わりません。
攻略法は、繰り返し「問をよく読み、つながりを考えながら書く」ことです。自分が間違えやすいポイントを明確にして、その点を意識しながら練習をしていきましょう。きっとできるようになりますよ。

【国語の力をつけるために】
スクール21の授業ではたくさんの種類の文章に触れます。この狙いには「知っている言葉を増やすこと」「読んだ経験のあるテーマを増やすこと」があります。ただしこれは本質ではありません。
国語は「考える力」をつけて「自分の言葉で表現できるようになる」ことが大切です。知識を身につけるだけではなく「考える」ことが本物の力をつけます。そのために知識を詰め込むのではなく「考える経験」を積み重ねましょう。地道ですが、どんな問題が出題されても対応できる力が身につきます。
中学入試は競争率が高く狭き門ですが、この時期に身につけた思考力や表現力は、必ず将来にも活きますよ。

編集後記

最初にお詫びです。前号で予告しました「県公立入試前日/当日に大切なこと」は、「入試本番で100%実力を発揮するための㊙ブック2022」という小冊子にして、中3生の皆さんにお配りしましたので、今回は予告から内容を大幅に変更しています。1面では新中3生の皆さんに、中2までの学習内容で解ける入試問題をいろいろとご紹介しています。ひと足早く受験生になれば、それだけ1年後の志望校合格が近づいてきます。(糸)

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