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塾・お子様・ご家庭の三位一体学力向上作成!スクール21レポート スクレポ!第4号

中3生のコーナー 10~12月に差をつける!
〈教科別〉入試必勝勉強法

入試本番がじりじりと近づき、緊張感も高まってきました。受験勉強はこれからが本番ですが、限られた時間で効果をだす勉強ができるかどうかが、合否を分けます。今回は教科別に入試必勝勉強法を伝授いたします。

数学

「この問題はこう解く」では力はつかない

これからの時期、受験生の勉強は「教科書レベル」から、「入試レベル」へと移行していきます。この2つのレベルには大きな壁があるので、その差を埋める勉強を効率よくしないと、入試で大苦戦することになります。では、この2つはどのように違うのでしょうか。
教科書の問題は、学習している人が理解できるようにとてもシンプルな形になっています。しかし入試問題は選抜するための問題ですから、ひねりが加わります。目的が違うのです。たとえば教科書レベルだと関数の単元では関数の問題しか出題されないし、図形を勉強しているときは図形の問題しか出題されません。しかし入試問題では、その二つの単元が融合されて出題されることが多々あります。このような問題を解く力をつけるには、どのような学習が必要なのでしょうか。次の2つの点が重要です。

●単元ごとの知識を整理整頓してまとめておく

言うまでもないことですね。整理整頓しておかないと「せっかく覚えていたのに問題を解くときに使えなかった」ということになりかねません。試験の後に「言われれば分かったのに」となるのは、このケースが多いです。

● 「問題を通して何を学ぶか」ということに気をつける

これが何よりも重要ですので、詳しく解説します。たとえば「この問題はこう解く」というように、解法の手順を丸覚えしようとするのは危険です。問題のパターンは膨大にありますので、膨大な量の解法を覚えることになってしまいます。重要なのは「問題を通して何を学ぶか」ということに気をつける勉強法です。「こういう条件があるならば、こういう道具を使う」「こういう知識を使うということを学ぶ」と常に意識して勉強しましょう。次の図を見てください。

ポイント

このように、道具(知識)を使うときは、問題の条件や与えられた図の中に「手がかり」があります。その「手がかり」と「知っている解法処理」を結びつけて学んでいくことが大切です。この意識をもって勉強を続けると、入試レベルの問題を解く力がついてきます。この時期からしっかりと力を蓄えていきましょう。

英語

長文攻略には音読が超有効!

英語の入試では「試験時間内にすべての力を出し切れるか」がポイントになります。時間が足りなくなり、最後は適当にやってしまう受験生が毎年たくさんいます。そうした受験生は時間があればもっと高い得点をとれたでしょう。素早く問題を解くことが、公立でも私立でも英語の入試では求められるということです。特に長文問題は時間がかかります。しかし必要以上に時間をかけると、試験時間は足りなくなってしまいます。長文問題をいかに素早く解くかが、英語の入試結果を左右すると言っても過言ではありません。

●精読・速読後に、音読をする

スクール21の長文読解攻略では「精読・速読・音読」を重視しています。特に精読、速読をした後に行う音読がとても効果的です。文の構造がわかり内容が頭に入っているので、理解が深まるのです。音読学習を続けることで、長文問題を素早く解く力がついてきます。
音読学習をやりきった生徒とやり切れなかった生徒では、大きな差が生じます。昨年の1学期に英語に苦手意識があって得点がなかなかとれなかったのに、音読をやりきった結果、得点を伸ばし浦高に合格した生徒がいます。彼は合格体験記でも「中三の秋くらいから読むのが速くなったと実感しました」「英語が苦手な人は音読をたくさんすると苦手意識が無くなると思います」と書いてくれています。英語が苦手な生徒ほど音読は嫌がる傾向はありますが、トライしてみましょう。一度学習した文章なら、音読へのハードルは下がっているはずです。音読では特に「オーバーラッピング」が効果的です。オーバーラッピングは、テキストを見ながら流れてくる音声と同じように音読することです。歌詞カードを見ながらCDに合わせて歌うようなイメージですね。ある程度のスピードで読むことで、効果は抜群に上がります。
逆に長文の問題を勉強するうえで、やってはいけない勉強法もあります。「長文の全文訳を書き出す」という勉強法です。時間がかかる上、効果は限られています。書き出さずに「だいたいこういう意味だな」と大まかに捉えている方がいいでしょう。そして日本語訳を訊くような個所ではギアチェンジをして、「ここはこういう意味だ」としっかり訳したほうが、時間もかからず効果的です。

国語

論説文は本文理解よりも、
問いに答えることを優先せよ!

この時期から国語で大きく差がつくのは、論説文の読解です。「ひたすら多くの問題をこなす」という生徒もいますが、得策とは言えません。では、どのような勉強法が有効なのでしょうか。論説文で苦しむ生徒の多くが「文章が難しい」と言います。そして「本文がよく分かれば問題は解ける」「本文が分からないと問題は解けない」と思っています。実際に、入試で出題される論説文の文章はかなり難しいのが現実です。教科書のレベルよりずっと難易度が高い場合もあるので、一読して理解するのは至難の業です。しかし、入試対策という観点ではもっと合理的な解き方があります。発想を転換してみましょう。

●本文を理解することよりも、問いに答えることを優先させる

問いが何を解答として求めているのかを最重要視し「本文はその解答を出すための材料にすぎない」という考え方をするのです。
では「問い」は何を求めているのでしょうか。「設問によってバラバラ」と思われがちですが、実は論説文の「問い」はいくつかのパターンに分類されます。その中でも、絶対に押さえてほしいのが「言い換え」です。
本文中に傍線がひかれていて「これはどういうことですか」「これはなぜですか」と問われることが多くあります。これらはどちらも【言い換え】を求める問いです。たとえば次のような文章があったとしましょう。
『山田君は面白い。いつもクラスのみんなを笑わせている。』
この文章の「面白い」というところに線がひいてあって、『「面白い」を言い換えた部分を文章の中から指摘しなさい』とあったら簡単にわかりますよね。「いつもクラスのみんなを笑わせている」というところが書ければOKです。 では『「面白い」とはどういうことですか』と聞かれたらどうでしょう。これも同じように「いつもクラスのみんなを笑わせていること」となります。もし『「面白い」とありますがなぜですか』と聞かれたら、「いつもクラスのみんなを笑わせているから」と答えればマルがつきます。「どういうことですか」も「なぜですか」のどちらも「言い換え」を求める問いなのです。そういうことが分かったうえで問題にあたれば、文章自体が難しくても論説文はそれほど怖くはありません。この「言い換え」をマスターすることが、論説文で点数を上げる一番の「コツ」です。

〈さらに!点数アップテクニック〉

時間を有効に使わなくてはならない受験生のために、さらにもう一つ、論説文で得点を稼ぎ、なおかつ問題を解くのに時短につながる方法をご紹介しましょう。それは「どこから手を付けるか」手順の極意です。「まず本文をしっかり読む」という人もいるかもしれませんが、実は効率のいい方法とは言えません。何の手がかりもない状態で読み進めると、本文が何について書かれているのかをつかむだけでも時間がかかる上に、間違った理解につながってしまうこともあります。では何を最初に見るか。

●初めに「文章の出典名」を確認する

本文の最後にある出典名です(問いの最初に書かれている場合もあります)。ここに本文が何について書かれた文章であるかを知るヒントがあります。

●本文を読む前に「問い」を読む

これがとても重要です。本文を読む前に問いを読むと、本文のあらましが見えてきます。特に、文章全体の内容についての記号選択問題(多くの場合最後にあります)は、必ず選択肢まで読むこと。これで本文に書かれていることのおおよそはつかめます。まだ不安だったら、さらに本文の最終段落から読みましょう。「この文章のゴールはこういうことか」がわかります。その上で本文を最初から読むのです。こうした手順を踏むことで、「この文章は何について書いてあるのだろう?」「この話はどこに行くのだろう?」という不安を抱えずに読み進むことができるのです。たとえ途中で難しく感じる内容や言い回しに出会っても、ゴールが分かっているのですから大きく読み違えることは少ないでしょう。
これから入試までの期間は限られています。合理的な勉強をして着実に点数を取れる力を蓄えていきましょう。

勝敗は時間の使い方で決まる!

自分が自由に使うことのできる時間(可処分時間と言います)をどのように使うかで、点数に大差がつくことを知っていましたか?ここでは、時間を有効利用するためのコツをたくさん紹介します。ぜひ取り入れてみてください。

〈全体的な計画編〉

①一日の行動パターンを数種用意する

「学校や塾の授業があるかないか」「その他の予定があるかどうか」などの基準で一日のスケジュールを数種類にパターン化しておくと、計画が立てやすくなり総学習時間の全体像も見えるようになります。

計画表

②起床、就寝時間は一定にする

休みの前の日は夜遅くまで起きていたり、休みの日には遅くまで寝ていたりすることのないように注意しましょう。リズムが狂うことは学習効率が下がる原因なります。

③計画を立てることに時間をかけない

計画はあくまでも日々の学習を効率的に、また全体を見わたすために定めるものです。計画を立てることが目的になってはいけません。冬休みの総学習計画でも20分程度で完了させましょう。

④よくある項目は記号化する

文字で書き込むとそれだけで時間がかかってしまいます。「記号化」できるものは記号で示したり、決まったものは色で表現したりすると良いでしょう。たとえば「スクール21の授業」と文字で書くのではなく、Ⓢと記載したり「ラインマーカーで該当の時間に線を引く」というようなことです。

〈一日の時間の使い方編〉

⑤一日の終わりに必ず振り返りをする

毎日1回3分間でいいので、予定通りに学習を進められたかを必ず振り返りましょう。もし不十分な点があれば、翌日挽回しましょう。

⑥意図的に学習する場所を選ぶ

自宅で勉強することが多いと思いますが、塾の自習室を利用したり、図書館を利用したりすることもあるでしょう。それぞれメリットデメリットがあります。それらを考慮した上で選びましょう。

メリット、デメリット

自分の特性や目的に応じて場所を選びましょう。集中力に自信のある人は自宅でもどこでも大丈夫。しかし、集中力はあっても、「わからないところがあるとそれを解決するまでは次に進めない」という性格の場合は、すぐに質問できる塾の自習スペースが有効です。特に、弱点教科の学習をするときにはそのようにします。
冬休みの学習では、時間帯によって自学習の場所を決めるのも有効です。例えば、夜の時間帯はその日の授業の宿題を、苦手な教科から塾の自習スペースで行い、疑問点があれば質問をします。翌日は、暗記の作業や、前日質問した問題の再演習等、できなかったものを完璧にする作業を中心に行います。また、過去問等を時間を決めて行うときも、自宅で行うことが十分可能です。

〈1時間の使い方編〉

⑦ストップウオッチやタイマーを活用する

問題を解くときには、予め目標の時間を設定します。「英語の宿題は40分で終わらせよう」とか、「○○~△△の年代暗記は15分で覚えよう。」のように決めておき、実際にタイマーやストップウオッチで計測します。入試本番では時間配分も重要な要素になりますから、日頃の自学習でもその感覚を磨きます。

⑧イヤホンや耳栓を活用する

周りの音を排除するには有効です。しかし、教室の自習スペースでは、時間帯等によって安全管理の観点から耳栓やイヤホンを禁止していることもあるので、その場合は指示に従ってださい。

⑨音楽を聞くならインストルメンタルで

音楽を聴きながら学習すると集中できるという人も少なくないと思います。このときに注意が必要です。日本語の歌詞や英語の歌詞を含む音楽(歌)は望ましくありません。知らず知らずのうちに、その音楽の中の言葉に意識の一部が向いてしまうからです。音楽を聞くならインストルメンタル(歌なし)にしましょう。

⑩定期的に休憩を入れる

集中力のある人は、「何時間でも連続して勉強できる」、「夢中になって問題を解いていたら、いつの間にか3時間経っていた!」ということもあるかもしれません。一見優秀に見えますが、実は望ましいとはいえません。
長時間気を張り詰めた状態が継続すると、自分では集中しているつもりでも、気がつかないうちに意識が散漫になる瞬間が増加していきます。定期的に気を休める時間を作ることも大切です。また、長時間同じ姿勢でいることも集中力の低下につながりますから、休憩の時には、屈伸をしたり背筋を伸ばしたり、遠くを見たり、可能であれば歩いたりすることも大変効果的なリフレッシュ法です。個人差はありますが、1時間に5~10分程度の休憩を入れることが望ましいでしょう。
時間は有限であり、皆が同じだけ与えられています。その時間をどれだけ有効に、質を高められるかで大差がつきます。どうか、時間を味方につけてください。

中2生・中1生のコーナー 分かれ道の2学期。
勝てる道の選び方。

中一生にとっても中二生にとっても、2学期は分かれ道です。この時期に勝てる道へ進めれば、今後の学習に大きくプラスになります。中一と中二では、その中身が全く違うのでそれぞれ具体的に解説します。ぜひ勝てる道へ進んで下さい。

●中1は、疲弊しないよう3ステップでサイクルを作ろう!

疲弊しやすい時期です。四月に中学に入って約半年、学校の授業や部活や塾と、小学校とは比べ物にならないほどのタスクを抱えてきた事でしょう。それが半年続いたこの時期は「もう、無理!」と疲弊しやすいのです。

■バラつかせない、安定サイクルが肝

学校と塾の両立に負担を感じる生徒もいますが、そもそも学校と塾の学習単元は同じです。両者をうまく使えば疲弊しづらい効率的な学習ができます。肝は【安定】です。毎日の学習量にバラつきをなくし安定したサイクルを作ること。3つのステップでこのサイクルを作りましょう。

■効率的な学習サイクルを作る3ステップ

  • 1:曜日ごとの学習時間を設定する
  • 2:1ヶ月間続ける
  • 3:ルーチン化する

1:曜日ごとの学習時間を設定する

まずは、曜日ごとの学習時間を設定することから始めましょう。「塾のある曜日」「塾のない曜日」「土日」それぞれ1日の中で「この時間は勉強をする」と決めましょう。中一の間は1日あたり30分~60分で十分です。

2:1ヶ月間続ける

決めたら、まず1ヶ月続けましょう(微修正は問題ありません)。はじめは「今日はやめようかな」と魔が差すことがありますが、1ヶ月間は意志で打ち勝つことが大事。ご家庭内で「今日はやった?」という声掛けも後押しになります。騙されたと思って続けてください。

3:ルーチン化する

1ヶ月ほど経つと変化を感じるはずです。「この時間に勉強をしないと気持ちが悪い」となるはず。そうなったら勝ちです。負担なく学習するサイクルができたということです。歯磨きは「しないと気持ち悪い」ですよね?それと同じくらいに「この時間に勉強しないと気持ち悪い」状態にするのです。

■学習量を一定に保つために。

学習サイクルを安定させるためには、毎日の学習量を一定にする必要があります。スクール21では【宿題の量を、毎回固定】しています。1回の授業と宿題は1セットでプログラム化されているので、「授業でできなかったところは宿題」ということはありません。毎日の学習量を一定に保つことが学習サイクルの安定につながります。

■日曜日は予備日にしておくのがコツ

スクール21の宿題の量は毎回同じでも、学校の宿題は日々変動することがあります。事前に決めた学習サイクルではやりきれないこともあるでしょう。そのために日曜日は予備日で開けておきましょう。翌週に持ちこさず1週間ごとに消化するのがコツです。

●中2は、学習の次の段階を受け入れよう!

中二は、学習の段階が一歩進みます。特に数学と英語で差が開き出しますが、それぞれ理由が違います。各科目でどう変化したのか、どう受け入れたらいいのかを認識しておきましょう。意識の持ち方で学習効率が変わります。

■数学は、新しい概念を受け入れよう!

似ているようで、全く異なる考え方が必要になるのが中二の数学です。2学期からは「一次関数」と「証明」が学習に加わります。これまでの考え方だと理解できなくなるでしょう。例えば「一次関数」では、【y=ax+b】という式を使います。中1の時に習った「一次方程式」の概念のままだと「Xは何か」を求めようとしたくなる。でも一次関数は、特定のXを求めるのはなくルールを式で表現したものです。同じXを使いながらも、Xの使い方が全く違うのです。
また「証明」が加わるのもこの時期です。証明は論理学です。計算問題と言うよりは論理を積み上げていく考え方で、小学校から含めても初めて出てくる内容です。はじめは面食らう生徒も多いですが、新しい考え方だと受け入れるようにしましょう。

■英語は〝カン〟の有効期限が切れる時期

英語も中二の2学期から「カンタンだ」と思う生徒と「分からない」と悩む生徒がハッキリと分かれてきます。その原因は、中1で習った文法が身に着いているかどうか。 「何となく」や「カン」でやっていた生徒は、中1まではそれなりに点数が取れましたが、中2からは通用しません。単語だけでなく、句・節を構造的にとらえられるかどうかが肝です。例えば、左記の英文があります。
I have a friend to help.
この英文の「a friend to help」を日本語に訳すとどうなるでしょうか。「助けるべき友人」でしょうか。それとも「助けてくれる友人」でしょうか。何となくわかったつもりの生徒ですと、パタッと鉛筆が止まってしまうかもしれません。英文のルールをしっかり理解していれば「助けるべき友人」とすぐに答えられるはずです。英語は新しい概念が増えるわけではありませんが、構造を捉えられるかどうかが肝。中1の時に「何となく」や「カン」でごまかしていた生徒は、ここで有効期限が切れてしまうのです。
もし自信がなかったら、そのまま先に進まずに、勇気を出して中1から復習しましょう。スクール21には中1~中2の総おさらいができる【完璧テキスト】があります。中1からの復習とはいっても2回目ですから、ハイスピードで習得できるはずです。ここで土台を固めておけば、今後の学習効率が高まります。

■躓くところは決まっている

生徒が躓きやすいところは共通しています。これまでの指導経験より、そのポイントと原因の分析ができました。スクール21の学習プログラムはそれに合わせて構成されています。
仮に苦手意識を持っても、スクール21のプログラムをきちんとやり切れば、乗り切れるようになっていますので安心してください。また難しいと感じたら、遠慮せずに担当の講師に質問をして、その都度疑問を解消してください。

みんなの工夫をみんなの力に! 定期テストでうまくいった!
私の勉強法

今回は5教室の生徒さんに協力を頂きました!
みんな工夫をして勉強しているのですね。
ぜひ参考にしてくださいね!

※本当にたくさんの工夫を寄せてもらったのですが、紙面の都合上掲載しきれていません。
※各人のコメントは、抜粋したり語尾などを多少変更たりしている箇所があります。

■英語で、必ずワークの決まった箇所からいくつか問題が出るので、そこだけ2回3回やる。文法も覚えられるし、テストに出たら「あーこれか」と落ち着いてできる。
(川口南教室3年 花ラムネさん)

■30分おきに5~10分程度のインターバルを設けながら勉強すると、集中力が切れずかなり長い時間勉強し続けることができます!基本どんな教科でもしやすいです!
(ハブヨッシャルさん春日部駅東口教室)

南浦和教室3年 るかさん
(南浦和教室3年 るかさん)

■学校のワーク類は1週間前には全て終わらせておく。分からない・疑問に思うことがあれば、絶対にそのままにせず学校の先生や塾の先生に聞き、解決する。数学の途中式などもよく見て、分からない所を聞く!問題がすらすらと解けるようになる。考える時間を減らすことができる。ちょうど聞いた問題がテストにそのまま出たことがあり、正答率が低い中、丸をもらうことができた。
(大宮西口教室3年 にんにくおばけさん)

■英語の新出単語や国語の漢字は、夜に覚えて朝に復習を毎日コツコツと続ける→その部分の英単語と漢字の問題は満点でした。
(春日部教室1年 消しカスのあつまりさん)

■歴史人物を覚える時に、必ずその人のエピソードを1・2こ一緒に覚えることです。印象に強く残る覚え方を意識して取り組んでいます。テストですらすらかけて、筆記問題の方に時間をかけられ、時間配分が上手くいきました。
(川口南教室2年 Y・Mさん)

■同じ教科で疲れたら、違う教科にする。切り替えられて勉強が長続きして平均していい点がとれた(教科でのばらつきがなかった)
(南浦和教室2年 ???さん)

■テストを作る先生が作ったプリント・ワークをやる。→出題の仕方・傾向がつかみやすく、テスト中に不安を感じにくい。
(南越谷3年 千々石ミゲルさん)

■学校の理社ワークを解く時、10秒考えて分からなかったものは赤ペンで答えをうつす。→2回目以降はその問題を主に解いていく。自分が勉強している姿をスマホカメラのタイムラプス機能で撮影する→スマホを触らなくなる・達成感がわく。
(南浦和教室3年 あさん)

■暗記教科はスキマ時間(おふろ・電車内・寝る前)に。英国数はしっかり時間をとることです。効率よく学習ができてスラスラとけました。塾は朝からとにかく夜まで無心で手を動かしました。
(大宮西口教室3年 まさん)

■スマホ依存だったので、親に定期テスト1ヵ月前からスマホを預け使わないようにする。スマホがないと暇なので塾に自習しに行くようになる。勉強の質とか関係なしに範囲のワークやiワークをやりまくる。前回よりも20位以上上がった。
(春日部東教室3年 ヘドろa.k.a廃棄物さん)

■登下校中に友だちと問題を出しあっています。各自の得意教科で出題しあい、必要に応じて解説することもあるので、自分の分からないところを教えてもらえるし、友だちに分かりやすく説明するのにあたって、自分の得意教科の力もつくので一石二鳥です!
(南浦和教室2年 M・Mさん)

春日部教室1年  数学にでてくるズクールさん
(春日部教室1年 数学にでてくるズクールさん)

■英語の新出単語や国語の漢字は、夜に覚えて朝に復習を毎日コツコツと続ける→その部分の英単語と漢字の問題は満点でした。
(春日部教室3年 匿名さん)

■重要単語を赤、その他の説明などを黒で書いてまとめる。スキマのそこそこあるノートに(国語・理科・社会)。英語は教科書の本文をノートに写し、日本語訳を自分で考えて書く。
(南越谷教室2年 ABBAさん)

■英語は87〜90台をキープしています。私の学校では、よく教科書の日本語訳がでます!毎回「難しいなぁ」と思うので、必ず自分の力で訳してからテストにのぞむ。やってみたらそこが満点に!
(川口南教室2年 あんころさん)

■時間で勉強するのではなく「4Pから8Pまで」と範囲を決めてやった方がよいです。
(南越谷3年 サッポローさん)

■英語は英作文を先生に添削してもらう。分からない問題は放置せず、先生などに聞きに行き理解したと思ったら、違う日にその問題を解き直す。できたらOK、そうでなければまた繰り返す。
(大宮西口教室3年 新種のいとこさん)

■めいそう(20分)楽な姿勢で座り、目をつぶってゆっくり深呼吸。一緒に今日やったことを振り返る。考察を充分に行う。集中力アップにつながります。
(南越谷教室3年 けんちん汁さん)

■数学はなぜその計算になるのか・他にはどんな時にその計算方法を使えるのかを考えつつワークの解き直しなどをする。どういう計算をしたのか説明できるようにしておく。ワークを何回も解き直しすれば、テストもすらすらとけて80点以上は絶対とれる。
(大宮西口教室2年 Nさん)

■英語のテスト勉強では、教科書中の対話表現を覚えるまで読み書きすると自然と文法や単語を覚えることができました。ワークなどは全ページを2回3回…も繰り返して行うのではなく、自分で答えが間違っていところに印をつけて、その印がなくなるまでやるといいと思います。
(南浦和教室2年 K・Oさん)

■眠くなったらコーヒーを飲み、その後約15分仮眠する。その後よく集中できた。
(大宮西口教室3年 人間さん)

■イメージをもって暗記する(特に、理科・社会)。例:「理科の水の電気分解について」酸素は陽キャっぽくて、数ない人数でも周りを盛り上げられるから陽極で、対比は、1水素は陰キャっぽいからたくさんいないとダメ。陰極で対比は2になるなど分かりやすい。
(南浦和教室2年 きゅうきょくのバカさん)

■ワークの解答欄に付せんを貼る(理・社の教科に当てはまる)
(南越谷教室3年 Tさん)

■国語。筆者の問いと答えにマーカーを引いて、教科書に書き込む。教科書の問いと答えを徹底的に理解できているので、何が言いたいのかが分かる。
(南浦和教室1年 カレーパスタさん)

■歴史。ある時期のイメージを掴んでから細かい内容を学習する(例:江戸:幕藩体制→鎖国→老中の活躍ー開国ー倒幕)。→並び変え問題が楽に解けるようになる。北辰テスト歴史満点‼
(春日部教室3年 おむらいすさん)

■手の動きとか、「その時なんかあったなー」っていう記憶を元にして考える。例:近所の家のネコが鳴いていたな、電車が通った、電球がチカチカした、地震があったななどで覚える(しょうもないことの方が良い)
(南越谷教室3年 つぶikaさん)

■まずはワークを完璧にしてから、他の問題集や少し難しいものに手を出すこと。テスト前日や前々日にノートを見返すことがも大切だと思います。
(南浦和教室3年 K・Yparkさん)

ご協力頂いたみなさん、本当にありがとうございました!
勉強法は人によって相性があります。合う方法を取り入れてみてくださいね!

先生たちのちょっとしたひとり言

浦和元町教室 教室長 河崎先生

「この夏、負荷をかけるけどやれるか?」河崎先生が塾講師になってすぐの頃に受け持った生徒との経験が、講師人生の土台になりました。
「学生時代はチャランポランでした」と語る河崎先生は、子どものころは勉強が嫌いでした。父親は教員だったものの、勉強を強制された記憶はありません。勉強より遊びに熱心になった河崎先生は、学生時代は文字通りチャランポランだったそうです。大学卒業後に就職したのは地元のスーパー。この頃は教育業界に進むとは考えていませんでしたが、パートさんの子どもたちと接する機会が多く、子どもの指導や成長に興味を抱くようになりました。父親の仕事ぶりも記憶の片隅に残っていたのでしょう。「やりがいを持てる仕事」と感じて、25歳で塾の業界に飛び込むことになります。

■「やればできる」を信じられるように。

塾講師に転身して出会ったA君はサッカー部所属の中学3年生。「強豪校に進学したい」という希望を持っていたものの、夏の時点で偏差値は40ほど。合格には程遠い成績でした。
「この夏、負荷をかけるけどやれるか?」と問うた河崎先生に、「やります!」と答えたA君の声には力強さが感じられました。その言葉を信じ、実際にかなりの負荷をかけ課題を出したそうです。くらいついて来たA君の偏差値は着実に伸びます。8月に40ほどだった偏差値は12月に60を超えるまでになっていました。
やればできる。生徒によって限界に違いはあるものの、生徒たちはやれば必ず伸びる。河崎先生が、生徒の成長を信じられるようになったのはA君との出来事がきっかけです。

■勉強に積極的でない生徒ほど、見てあげたい。

「自分が勉強に前向きでなかったからこそ、勉強に積極的でない生徒の気もちが人一倍わかります」と河崎先生は言います。勉強が好きじゃない。勉強に苦手意識がある生徒ほどどうにかしてあげたい。そして、「私に携わる子が、少しでも勉強に前向きになってほしい」と強く願い、河崎先生はこれからも生徒と向き合っていきます。


新所沢教室 教室長 廣瀬先生

「勉強は当たり前、それ以上を」廣瀬先生がそう強く思うようになったきっかけは、ある生徒との出会いでした。
10年ほど前からスクール21で講師をしていた廣瀬先生は、生徒の【小さな変化】を感じるのが嬉しいと言います。生徒はそれぞれ個性があるので教え方も工夫が必要です。「この子は褒めた方が良いタイプ」「この子はプレッシャーをかける方が伸びるタイプ」と見極め、それぞれアプローチ方法を工夫して指導をします。そして成績を伸ばしていくのですが―

■1時間、教えなかった理由。

廣瀬先生が講師になったばかりの頃、やんちゃな小学生を受け持つことになりました。中学受験を目指す男の子だけれど勉強は嫌い。個別指導なのに、勉強に集中せず授業中にポスターを破いたりするいたずら好きの生徒でした。
「こういう時は、ひと言謝るものでしょう?」ある時その生徒が授業中にいたずらをしたので、先生は注意をしました。生徒は謝りません。注意して授業に戻ることもできましたが、廣瀬先生は生徒が自分から謝るまで待つことを選びました。この時、生徒は授業時間内には謝れませんでしたが、その後の行動には変化が見られるように。廣瀬先生はこの経験を通じて「勉強以外のことも大切だ」と強く感じるようになったのです。

■勉強は当たり前、それ以上を。

成績を伸ばすのは塾講師として当たり前です。「勉強はだいじだけれど、大切なことは他にもある」と廣瀬先生は考えています。「勉強に前向きになった」「宿題をやれるようになった」という勉強関連のことだけでなく、「あいさつができるようになった」「迷惑をかけたら謝れるようになった」なども大切な変化と成長。それを感じるのが廣瀬先生のやりがいです。
「挫折することもある。その時に自分で立ち上って、自分で前に進める人になってほしい」と河崎先生は言います。生徒だけでなく、講師側も日々学び成長するもの。廣瀬先生は勉強以上の指導ができるよう、工夫を重ねながら今日も教壇に立ちます。

保護者の声 本を読む子は能力が高まる⁉
どうすれば、子どもが本を読むようになるのか?
(保護者さまの知恵を大結集しました)

「ウチの子はYouTubeばかり見て、本を読まない」というお悩みはありませんか?
読書量と学力・能力には関係性があります。国立青少年教育振興機構の調査によると、子どもの頃の読書量が多い人は、そうでない人よりも「自己理解力(自分のことを理解し自己肯定できる力)」「批判的思考力(客観的・多面的・論理的に考える力)」「主体的行動力(何事にも進んで取り組む姿勢や意欲)」が高い傾向があるとのこと。
今回は保護者さまのお力をお借りしました。「お子さんが本を読むようになった」取り組みやコツについて、本当にたくさんの有益な情報を頂きました。すべては掲載できず恐縮ですが、たっぷりとご紹介します。ぜひご家庭での取り組みの参考にしてみてください。編集の都合で頂いたコメントから抜粋している部分もあります。
※参考記事 https://www.niye.go.jp/kenkyu_houkoku/contents/detail/i/155/

読書

◇小さい時から「本なら好きなのを買ってあげるよ」と言っていたら、本が好きになっていた。
(県立御三家合格専門北浦和校 中1)

◇買い物のときに、子どもに本屋で待たせました。時間を潰すため子どもは立ち読みをしていたのですが、興味を持った本は図書室で借りてきたり「買って欲しい」とありました。
(大宮西口教室 中3)

◇親自身が本を好きでいること、また本を読んでいる姿を見せることが大切だと考えます。うちでは、自分(親)の好きな本を「読んでごらん」というスタンスではなく、「こんなところが面白いんだよ」と話をするうちに子供も興味を持ち、読むようになりました。
(朝霞台教室 中3)

◇読み聞かせをたくさんしました。祖母が本好きで、毎週街の図書館へ通うのについて行き、自然と本好きになりました。ゲームは買わずおもちゃも祖父の手作りおもちゃくらいしかなかったので、読書の時間が多くなりました。
(久喜教室 中3)

◇子供が読んだ本は私も必ず読みます。その本の事で話が弾み楽しくなります。自然と「本を読むことは楽しい」になります。
(春日部教室 中2)

◇長編が読めませんでしたが、漫画ならいくらでも読むので、ワンピースや三国志など漫画の長編モノを勧めています。語彙力や漢字はすごい勢いで身についています。字を追う事は苦痛ではなくなったようです。
(越谷教室 小6)

◇小さい頃はリビングに子供用の本棚を置いて、いつでも手に取れるようにしていました。家族で品揃え・雰囲気の良い書店に通い、色々な本をゆっくりと見る機会を作って、毎月子供の好きな本を購入していました。
(熊谷教室 中3)

◇なんとなく興味のありそうな本を何冊か勧めて、面白かったといった本の作者の他の本を、新刊、文庫問わず発売に合わせて本屋に連れて行くと、興味を持って読むようになりました。
(千間台教室 中3)

◇親が読んでほしい本を押し付けないようにしています。本屋へ一緒に行き、子ども自身が興味を持った本を自分で選ばせるようにしていました。子供が「この本面白かった」と話してくれたときは、私も読むようにし、感想を語り合い、読書の楽しさを共有します。最近の自粛期間では、短い時間ですが、家族全員で電子機器禁止タイムを設けることもあります。
(千間台教室 中2)

◇「我が子も読書をしています!」と言えませんが…「読書=活字を読む」ということで漫画でも良いと思っています。漫画(コミック)はたくさん読んでいます。コミックは親の趣味もあってたくさん揃えておりますのですぐ読めるところに置いてあります。それがいいんだと思います。本を読みなさいと言われるのは私自身も苦痛に感じていたので、好きな時にちょこっと読める、そんな環境が整えば自然と読むようになるのかなと思います。
(草加松原教室 中1)

◇本を読ませようとすればするほど、読まないと思います。食事の時「この本面白いよ。」って言って、ダイニングテーブルの上に放置します。興味がある本の時は、持っていきますが、興味が無い本はそのままです。
(草加松原教室 中1)

◇娘は、尊敬している近所の子供がハリー・ポッターを進めてくれたのがきっかけで低学年からシリーズ全てを含めて色々読んでいました。今では漢字検定の勉強時に「読書の漢字が役に立った」と満足げです。
(草加教室 小6)

◇小学生高学年の時、書店に東大生が子供の頃に読んでいた本のコーナーがあり、東大に憧れているため、勧めてみたら本を読むようになった。
(川口南教室 中1)

◇毎朝10分読書タイムを作っています。興味のある本はマンガ以外ならOK。小学1年生の頃は時間内に絵本を何冊も読んでいたこともありました。今では本が好きで、読書タイム以外の時間でも読書をする姿を見ます。
(川口北教室 小4)

◇学校で朝読書があり、どんな本がいいか相談されたので、ドラマ化された小説(半澤直樹や下町ロケットなど)を勧めたら、読みやすかったのか抵抗なくシリーズをどんどん読むようになり気軽に読書するようになった。
(川口北教室 中3)

◇寝る前にことわざを多く言える人が勝ちというゲームをやり、負けず嫌いな娘はかなり頑張って、ことわざ大百科を一冊読み終えたことが、初めて一冊の本を最後まで読んだ時だと思います。
(大宮西口教室 中3)

◇トイレに入る時に本を読みながら(マンガも可)入る癖が身に付いてから、少しずつですが読むようになりました。あとは、常に読み途中の本を目につく所に置いておいたり。親が読書する時間も作るようにしています。「本でも読めば?」だけじゃ、まったく読んでくれませんでした(笑)。
(大宮西口教室 小6)

◇「本を読みなさい」ではなく、「宿題が終わったら本を読んでもいいよ。」と、まるでご褒美のように伝えるとまんまと何かしら読んでいます。母親の私が(わざわざ)読書している姿を見せたり、娘の読書中にも時々横で読むように(見せつけて)したりしているので、娘の日常には読書があります。
(北浦和教室 小2)

◇低学年までは本が好きではなかったが、名探偵コナンが好きになり、コナンの小説を読みはじめたところから本を読む習慣がついてきたように思う。今は推理小説にハマっていて、東野圭吾や今村昌弘など読んでいる。本人の興味のある分野の本を漫画でもいいから読ませてみたのが良かったと思う。
(鶴瀬教室 小6)

◇息子は自主的に本を読んでいます。別段声かけはしていませんが、私も夫も読書好きで図書館や本屋に幼少期から連れて行き、読書している姿を見せておりました。
(浦和元町教室 中3)

◇小さい頃から図書館に連れていき、本を借りたりしていたら、小学生になったら自然と学校でも本をかり読むようになりました。
(浦和教室 小6)

◇本棚には常に読んで欲しい本を置いておきました。本人の目に届くようトイレにも置きました。失敗した時や「やってみたい事がある」と聞いた時に「こんな本があるから読んでみたら?」と声かけをしました。読んだ事は食事中にどんな事が書いてあるのか教えて貰いました。その内容について家族で食事中よく話し合いました。
(蕨教室 中3)

◇映画化された小説を選び、親子で小説を読み、読み終えたら親子で映画やDVDを観て感想を話し合いました。映画の内容がより深く分かって感動も大きく良かったと言っていました。
(武蔵浦和ラムザタワー教室 中3)

◇スイミングスクールが図書館併設の施設で、毎週のレッスン後必ず図書館による習慣になりました。その結果、本をたくさん読むきっかけになったと思います。
(武蔵浦和ラムザタワー教室 小6)

◇本を好きになったきっかけは、小さい頃いつも寝る前に絵本の読み聞かせをしていたからかなと思います。図書館ではいろいろなジャンルの本を借りるようにして、子供が欲しいと言ったものはできるだけ希望にこたえられるように心がけています。今では、少し空いた時間や寝る前に、自ら読書をする習慣がつきました。
(熊谷教室 小5)

◇直接的なきっかけになったのかは不明ですが、「親が本を読む」「子どもが読んだ本を読んで、感想を伝える」「図書カードをプレゼントする」
(杉戸教室 中3)

◇子供から『この本を読んでみたい』と話してくれた時は、すぐに購入して本人に渡す様にしています。その後感想等を話してくれた時はしっかりと話しを聞いて内容が分かるように私自身も同じ本を読むようにしています。
(北本教室 中3)

◇映画をよく見るので原作を勧めたら、小説を読み切るようになりました。また、面白くなければスパッとやめてもいいと話しています。読書が苦痛になってはいけないと思うので。
(越谷教室 中3)

◇一週間に一度は図書館に行き、5~10冊くらいは借りて暇のあるときは本を読みふける本好きです。小さい頃に読み聞かせを毎日しながら寝ていたこともあるのでしょうか?また、好きそうな本をシリーズで借りてきてくれていた祖父の影響もあるかと思います。大きくなった今は自分で選んだ本しか読みませんが、小説でもマンガでも面白いと思ったものは制限していません。定期試験のあとは好きな本を買ってもらうのが一番の楽しみのようです。
(東川口教室 中2)

◇小さい頃絵本の読み聞かせをしていて手に取りやすい場所に本棚があり、自然と読書が好きになった。
(ステラタウン前教室 小6)

◇テレビは必要な番組のみ録画して、普段は付けず決められた時間のみ録画を見せる。
(県立御三家合格専門北浦和校 中1)

◇5年の時「世界一受けたい授業」で、「僕らの7日間戦争」が取り上げられ、読んでみたい!と言ったので、購入して読んでみた所「僕らシリーズ」にはまった。それ以降は息子が興味ありそうな本を勝手に購入して、部屋に置いといたら息子が読むといった感じになり、今では本が大好きです。
(南浦和教室 中1)

◇小さい頃から図書館などに足しげく通いました。借りたら2週間後に、また借りるというサイクルを作りました。寝る前に本の読み聞かせもしました。本が身近にある生活にすると、本好きになるのではないかと思います。
(浦和原山教室 中1)

◇どんな本を読んでも、本を読む行為を褒めた。大好きなお友達にどんな本を読んでいるか聞いて、同じ本を買ったら面白くて夢中になり、本を読むことが好きになった。
(久喜教室 中1)

◇歴史マンガで興味をもったので、図書館で興味の持ちそうな本を借りてきて、ソファの横のサイドボードに置くと、自然と読むようになりました。
(浦高合格専門館教室 中1)

◇子供の父親や祖父が本を読むことが好きで、消灯前によく読んでいる様子を見ていました。「どうして寝る前に本を読むのー?」と聞いていた時もあります。「寝る前に字を読むとゆっくりした時間が取れて心が落ち着くからすぐに眠れるんだよ。」と父も祖父も答えていました。それから、コナンや逃走中など自分が興味を持ったものから小説を読んでいます。
(戸田公園教室 小3)

【まとめ】

皆さんの取り組みをまとめると、この7点が見えてきました。

1:本が身近になる環境づくり

(近くに本を置く/図書館/本屋さんなど)

2:「好き」をチャンスにする

(映画などの興味を機脚気にするなど)

3:自己決定感を促す

(読みたい本を積極的に買うなど)

4:押し付けない

(読まなくても指摘しないなど)

5:読書=日常にする

(親が本を読む姿/読み聞かせなど)

6:家庭内で共通話題にする

(親も同じ本を読むなど)

7:読書週間の仕組みづくり

(10分読書タイム/テレビは録画など)

それぞれのご家庭の工夫は、他のご家庭でも活きることがたくさんあると思います。ぜひ参考にしてみてください。ご協力下さった保護者さま、本当にありがとうございます。おかげで予想をはるかに超えて有益なコツ集になりました。また別のテーマでもご家庭での工夫などをお寄せいただき【スクール21の知恵袋】にしていければと考えています。引き続きよろしくお願いいたします。

スクール21は入試情報力で受験生を応援します

子どもをやる気にさせる
「魔法の言葉」ってあるの?

「うちの子、なかなか勉強しない」「勉強し始めても、すぐに飽きてほかのことをし始めちゃう」「どうせできないもんが口ぐせ」……。保護者の皆さんにとっては「あるある」だと思いますが、そんな子どもたちをやる気にさせる「魔法の言葉」はあるのでしょうか。
「そんな都合のいい言葉、あるわけないでしょ」と思うかもしれませんが、実はあります。それは瞬間的に効果が発揮される呪文のようなものではなく、少しずつ子どもの心を動かす、小学生や中学生の心理に即した「アドバイス」なのです。
たとえばテストが返ってきたとき、どんな言葉をかけていますか?こんな言葉だったら危険です。

●NGワード例

「どうしてここ間違えたの?」
「こんな簡単な計算ミスして!」
「まじめに勉強してないからでしょ」
「こないだはできていたじゃない」

NGワード

このような非難の言葉で「ようし、次は間違えないようにするぞ」とお子さんが思ってくれるなら良いのですが、なかなかそうはいきません。できるだけ、正解したところに目をもっていきましょう。

●OKワード例

「おや、こんな難しい問題、うまく解いたね」
「漢字が全問正解だ」
「前回できなかったところ、正解したじゃない!」
「(間違えた問題でも)途中まではできていたのに惜しかったね。
これなら、次は正解できそうだよ」

OKワード

このように、ポジティヴに捉えて声をかけましょう。「そんな甘いことでいいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですがこうやって少しずつ、「あなたはやればできるんだよ」というメッセージを送り続けることが重要なのです。お子さんの考えが「どうせできないもん」から「自分はやればできるんじゃないの?」と変わっていけば、勉強する姿勢が変わっていきます。すぐに飽きることは少なくなり集中力もついていきます。
このときの重要なのが「自己肯定感」です。思春期に差し掛かる小学生高学年~中学生は、自己肯定感が低くなりがちです。「自分はダメな人間だ」「何をやってもうまくいかない」「自分で自分が嫌い。誰にも好かれない」と思い込む。

そうした子どもたちをやる気にさせるには、「自分はこれなら自慢できる」「自分はやればできる」「自分のここが好き」と自己肯定感が高くなるようなアドバイスが有効です。考えてみれば大人もそうですよね。褒められればうれしいですし、「次はもっとうまくやろう」とやる気が出ます。
いきなりは難しいかもしれません。最初は空振りも多いと思います。でも続けていくことで、子どもは確実に変わっていきます。ぜひともお子さんの「良い点」を見つけてあげて、「自分はやればできるんだ」と思わせてあげてください。

猫

小学生のコーナー どうして、小学国語では
「読む」より「書く」が大切なのか?

「読む」ことと「書く」ことでは、どちらが大切でしょうか?普通は「文章を読む→読解する」という学習をしますが、本当にそれでいいのでしょうか?スクール21の小学国語では「書く」ことを重視しています。その理由と、具体的に身につけたい3つの文章構造をお伝えします。

「お父さんとお母さんには、どんな違いがありますか?」「お父さんは男で、お母さんは女!」「お父さんはお腹が出っているけど、お母さんは…」
スクール21の国語の授業は、一見遊んでいるように見えるかもしれません。毎回ゲームのようなお題を元に進めていくので、子ども達も楽しそうに取り組んでいるからです。でも、これらは全て、子どもの成長や学力向上のために合理的に設計されたプログラムなのです。

●「読む」よりも「書く」が大切な本当の理由

普通、国語の授業では「文章を読む→読解問題を解く」という順で学習をします。それでも一定の力はつきますが、小学生の内に本当に身につけておきたい力はつかないと考えています。
スクール21の小学国語では「書くこと」「発すること」を重視しています。なぜかと言うと【言葉は使って初めて身につく】ものだからです。
おみそ汁の作り方で例えてみますね。おみそ汁の【作り方を勉強した人】は、作り方の知識を知っています。でも、実際に作れるかと言うと怪しいですよね。

味噌汁

では、おみそ汁を【実際に作ったことのある人】はどうでしょうか?もちろん作ることができますし、作り方も知っていますね。
言葉も同じです。読むだけでは、使えるようにはなりません。言葉は使ってみて初めて身につき、使えるようになります。だからこそ、スクール21では「書くこと」「自らの口で発すること」を重視しています。

●文章を進める構造は3つしかない

あまり知られていませんが、文章を進める構造は3つしかありません。

【1:言い換え】

【2:対比】

【3:因果】

の3つです。カンタンな文章はもちろんのこと、難解な文章もこの3つを駆使して進められます。これらの構造が体に染みついていると、難しい文章もすんなりと理解できるようになります(もちろん、国語の学習に限りません)。スクール21の授業はこれらの力が自然と身につくように設計しています。

【1:言い換え】は「具体」と「抽象」の変換作業です。先ほど「おみそ汁の作り方」を例にして説明をしました。実は【言い換え】の構造を使って話を進めたものです。「言葉は使って初めて身に着く」という抽象的な内容を、「おみそ汁の作り方」という具体的なことに言い換えて説明しました。では、スクール21の授業では具体的にどのようにこの力をトレーニングしているのか。例えば、「四つ足の動物は何がいる?」というお題を出したりします。「四つ足の動物」が抽象で、「犬や牛など」が具体です。また逆方向のトレーニングもします。「吉田さんのお父さんは野球好きで、お兄さんはテニスが好き、吉田さん自身は水泳が好きです。まとめると吉田家は何が好きですか?」というようなお題です。抽象化してまとまると「スポーツ好き・体を動かすことが好き」などになりますね。

【2:対比】は、2つ以上の物事を比べて、差を見つけることでトレーニングをします。冒頭の「お父さんとお母さんの違い」や「自転車と三輪車の違い」などをたくさん挙げていきます。比べることで、比較構造を理解するだけでなく、物事の特徴をしっかり捉えるトレーニングにもなります。

【3:因果】は原因と結果です。「高橋さんが泣いていた」という結果があれば、その原因があるはずです。「先生に叱られた」という原因が見つかった場合、その原因と結果をつなぐ間の気もちを考えることがトレーニングになります。「先生に叱られた→(悔しい)→泣いた」というようなことです。因果を自然にとらえることができると、物語をより楽しむことができるようなりますよ。
これらの力は繰り返すことで、自然に体にしみ込んでいきます。今だけでなく、中学高校に進学した時にも活きます。国語の文章問題だけでなく、他の授業も理解がスムーズになるはずです。

因果""

●実は「心の落ちつき」にも効く!

これらの実践トレーニングの効果は、学習だけにとどまりません。実は「心の落ちつき」にも効果を発揮します。頭の中のモヤモヤした気もちや感情を「自分の言葉に換える」ことができるので、ムカムカした時や哀しい時も、具体的な言葉に換えたり、原因を客観的にとらえることができます。言葉にできない感情はいら立ちを高めますが、言葉にできると客観的に自分を見ることができ、落ち着けるものです。文章を進める構造は3つだけ、そして言葉は使って初めて身につきます。小学生の内からたくさん書いて発して、将来につながる力を蓄えていきましょう。

小学生はプロセス学習がだいじ

「この問題、どうやって解くの?」

お子さんが宿題をしているときに、こんな質問をしてみてください。どんな答えが返ってきますでしょうか?
「●●の方法で解く」のような答えだったら…危険信号です。問題は解いて正解できるかもしれません。でも本当につけたい力がつかない学習法をしているかもしれないのです。
もう少し質問をして確かめてみてください。「なんでその解き方なの?」と。その時に「○○だから」と根拠を説明できれば問題ありません。「なんとなく」とか「前に同じような問題を見たことがあるから」という答えだったら、黄信号どころか赤信号です

●今、〇×で判断してはいけない理由

小学生時点のペーパーテストの点数は、実は学力としてはあまり当てになりません。そもそもテストで求められているレベルが高くないので、本質を理解していなくてもセンスのいい子は高得点がとれてしまうのです。
人間はそもそも楽をしたい生き物です。「考える」ことは負担ですから、脳は極力避けようとします。だから、答えがすぐに出せる方法を知っていたら飛びつきたくなるものです。お子さんが面倒くさがりなのではなく脳の仕組みなのです。例えば、小学校の算数の授業では「きはじ(きょり・はやさ・じかん)」という解き方を習うでしょう。とても便利な解き方ですが、実は学力をつける意味ではとても危険です。解き方を知っていれば、答えを出すことはできます。計算する力はつくかもしれませんが「考える力」は鍛えられません。条件反射的にその解き方をしているだけ。これでは学年が上がって、もっと学習範囲が広くなった時には通用しませんし、社会に出てから役立つ力もつきません。全く同じ問題が出れば解けるという力にしかならないのです。それでは物足りないですよね?

きはじ

●プロセスを重視すべき理由

「この問題は、こういう意味合いだから、この解き方をする」「この公式は、こういう理由でできている」と意味合いを理解していることが大切です。頭の中でプロセスをたどっているので、考える力・構成力・応用力がつき、すべての学力の基礎になります。小学生の時点でプロセスを疎かにして、答えにひとっ飛びするような学習をしていると、中学に入って失速します。

●プロセスをたどると、考える力がつく

スクール21のフロンティアコース(先進)の算数授業では、黒板の板書をノートに書き写すことをしません。黒板を一旦消してから、改めてノートに書き起こしてもらうことをします。こうすると、生徒の頭の中でプロセスが再構成され、考える力がついていきます。

考える力

●「考える」ことを楽しめる環境にする

人間は元来、楽をしたい生き物なので「考える」行為は負担になります。でも、【考えること=嬉しい経験】として脳に刻みこまれれば、それを何度も体験したくなります。どうすればそれを実現できるか。
そのためには脳に快楽物質であるドーパミンが発生するような仕組みを取り入れてみましょう。
ドーパミンは「小さな達成経験」や「褒められ体験」などで発生します。例えば「虫食い算」。瞬間的には答えは埋まりませんが、プロセスを踏んで考えていくと、一つ一つ数字が埋まっていきます。「埋まっていく体験」に脳は喜びを感じます。このような脳の動きはドーパミンが発生させます。数独(ナンプレ)も同じです。
また、親御さんが「褒める」こともとても大切です。褒められたら脳にはドーパミンが発生します。また同じように褒められたくなり、無意識のうちに勉強に意識が向くようになります。お子さんを「褒める」ことは脳の観点からも大切なのです。
プロセスを踏んで考えることが、今後の学力の土台になります。気持ちよくトレーニングするために、脳の仕組みをうまく活用していきましょう。

全学年向け 【自宅学習】黙読で済ますな!
音読せよ!手で書け!

※本記事は、産業能率大学 総合研究所「東北大学 川島隆太教授 インタビュー『読む&書く』からこそ学びは深くなる」
(https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/feature/201911/08-02.html)記事を元に、スクレポ!編集部にて作成しました。

自宅学習では、あえて「面倒な学習法」を選択してください。記事によると『「より面倒で厄介な方法」のほうが、脳はよく働く』そうです。たとえば「ビデオ教材での学習」よりも「学校や塾に行って授業を受ける」方が脳は動きます。さらに「紙と鉛筆を使って自学自習」する方が脳は動くとのこと。ただし、モチベーションが低いと学習効果は落ちるので自学自習も難しい面があるとの指摘もされています。
また「黙読」「音読」「動画視聴」した時の脳の活性化具合を比較すると、動画視聴の時は活性化部分が少ない。黙読は比較的多くの部分が活性化するけど、音読が一番活性化するようです。
動画視聴は受け身の状態でできますが、黙読になると自ら読み進める必要があり「面倒さが高まる」からです。そして音読になると、さらに発声すること・声を聴くことが加わるので脳が活性化するとのことです。
スクール21の授業では、生徒を受け身の状態にせず「書く・自分の考えを発する」ことを重視していますが、自宅学習をするときにはどんな点を意識するべきでしょうか?
下記の2点を強烈に意識してください。

テキストやワークの問題文を読むときに、黙読よりも音読をする

学習への取り組み姿勢の違いが脳の活性化具合・脳の成長にも影響するなら、よくなる方に活用しましょう。今年のテストの点数だけでなく、将来に影響する事柄ですから。
今号の記事にもありましたが、脳は元来面倒なことは嫌います。上の学習方法も初めは負担を感じると思いますが、1ヶ月続ければ自然にできるようになります。今のうちに「脳が活性化する学習の仕方」の習慣を身に付けましょう。

編集後記

「スクレポ!」では9月に中学生の皆さんに「定期テストでうまくいった!私の勉強」、保護者の皆さんに「どうすれば、子どもが本を読むようになるのか?」というアンケートをとらせていただきました。それぞれ2面と3面にアンケート結果の一部を掲載しましたので、どうぞご覧になってください。今回掲載できなった皆さん、申し訳ありませんでした。今後機会があれば掲載させていただきます。また1面では中3生に向けて入試攻略法、4面では小学生の効果的な勉強法を紹介しています。ぜひお役立てください。(糸)

※次回の発行は2021年12月を予定しています。

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