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2012年11月5日
カテゴリ:受験シミュレーションストーリー
今週の中3生は三者面談週間のため学校の授業は午前中で終了する。私は今日の午後3:00からだ。廊下で母と待っていると、5分くらい遅れて担任の原田先生に呼ばれた。
「確か真星高校が第1志望でしたね。」
「はい。でもうちの子、そんなの高望みじゃないでしょうか?」
「本人は頑張っているようだし、可能性は十分あると思いますよ。通っている塾の先生はどんなふうに言ってましたか?」
私と母は思わず目を合わせてくすっと笑ってしまった。
「す、済みません。実は先日同じことを塾の先生に聞かれたものですから。」
4日前のことだった。塾の三者面談で、まず濱口先生に問われたこと。
『学校の面談はもうお済みですか?担任の先生はどんな風におっしゃっていました?』
『いえ、学校の面談はまだこれからです。4日後の予定です。』
『そうですか。真星高校はだいぶ近づいてきましたがまだ安心できる実力が付いたとは言えませんね。数学はだいぶ追い上げていますが、理科と社会でもう少し得点力を上げることができるはずです。』
『確かに、数学の対策に追われて理科と社会の昔学習したの単元は今ひとつです。』
『では、3日後の北辰テストまでに、○○と○○をもう一度解きなおしておきましょうか。きっと忘れていることがあると思いますよ。それを覚えなおして北辰テストに臨んでください。』
『はい、わかりました。』
『では次に、先週大宮清陵高校の個別相談に参加する予定になっていたかと思いますが、どんな相談になりましたか?』
『会場テストの個票をご覧になって、特進コースは大丈夫でしょうと。次の模試でもう一度63取れば、特選も大丈夫とおっしゃっていました。』
『そうですか。でも特選に行ってしまうと部活できるのかなぁ。智恵さん高校に行ってもバレーボールやりたいって言ってましたよね。そのあたりは確認しましたか?』
『いえ、その時はどうやら親子して緊張していたみたいで(ハハッ)、家に帰ってからあれも聞きたかった、これも聞いておくべきだったと反省してました。』
『では、63を取って、もう一度個別相談に参加しましょうね。今度は事前に質問事項をきちんとメモにとって臨みましょう。』
『それと、ここのところ中間テストがあったとはいえ、個人課題の消化が芳しくないように見えるのですが。大丈夫ですか。』
『予定通り終わらないことがあります。』
『先日、英語担当の林先生が気にしていました。もう少し時間をかけて調べながら課題をこなした方がよいといわれましたよね。』
『はい、指摘されました。でもなかなか時間が取れなくて・・・。』
『サボっているとは思いませんが、本当に計画的に時間を有効に利用しているかを自分で点検してみた方がよいと思いますよ。朝起きてから夜寝るまでの間、どれだけの時間があって、なにをして過ごしているのか、ぜひ、自分の行動を客観的に見つめてみてください。』
こんなやりとりが3日前にあったのだ。
「そうですか、それで自分の時間の使い方の見直しは行ったのですか?」と原田先生。
「いえ、それがまだなんです。」
「では、いつ計画しますか? 物事を行うときに大切なことは、何かをやろうとしたら、必ず“いつまで”をその場で明確に決めることです。“そのうち”とか“近いうち”という言葉は敵だと思わないと決してうまくいきません。もしかしたらちょっとした気持ちの甘えが、無駄な時間を過ごすことにつながってしまっているのかもしれません。」
「わかりました。今日中に時間の使い方を点検します。」
「そう、今日ですよね。で、今日の何時までにしますか。」
「な、何時までか・・・。では家に帰って、夕食前6:00までに終えます。」
「結構。このように何事も、自分で期限を決めて取り組むか、その場ですぐ実行してしまうかしましょうね。どんなことでもね。それが確実に実行するポイントです。」
原田先生の口調はとても穏やかで、にこやかに話されていたものの、一言一言がズキッ、ググッと刺さってきた。
学校での面談は、具体的な受験校に関することではなく、日々の受験生としての行動についての確認が中心だった。私はまだまだ受験生としての緊張感が足りないだけでなく、何が必要かをしっかりと認識してはいなかったのだ。ただ目の前に出されたメニューを消化するだけの受動的な行動だけでは受験は乗り切れない。いや、乗り切った気になっただけで、私が望む地点へは到達できないだろう。自分自身の頭で考えていかなくては。迷ったときや困ったときは、先生はいつでも相談にのってくれる。甘えるだけでなく自分でも考えた上で相談するようにしよう。
とにかく2学期に入ってからの原田先生は、期日をきちんと決めて行動しなさい、ということを繰り返しおっしゃっていた。よほど私たちがだらしなく見えるのか、あるいは一般的に受験対策に大切なことだからなのか、あるいは単に原田先生の性格なのかはわからないが・・・。おかげで、なにをするにも“いつまで”と“何時まで”を意識するようになった。これは後になって振り返ってみると、受験対策だけでなく私の生活や行動に大きな影響を与えていた。
その日、家に帰ってすぐにスケジュールを確認した。
行動パターンは曜日によって決まるので、1週間のスケジュールをまとめてみる。
to be continued・・・・・