【2025年度最新】埼玉県立浦和高校の合格実績を徹底解説! 東大合格者数や推移をチェック!

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【2025年度入試】浦和高校の合格実績(抜粋)
国公立大学大学名合格者数
現役浪人合計
東京212041
一橋10515
東京科学459
北海道6612
東北14822
京都61016
大阪112
九州123
神戸123
筑波17825
埼玉527
千葉459
横浜国立6713
東京農工437
東京外国語101
東京海洋257
引用元:埼玉県立浦和高等学校公式サイト「進路実績」

埼玉県立浦和高校(以下、浦高)は1895年に設立された、長い伝統を誇る男子校です。全国的にトップクラスの進学校としても知られていますよね。今回は、埼玉県の男子中学生や保護者たちの憧れである浦高の合格実績や進学実績を、2010年の浦高卒業生がご紹介していきます。

浦和高校の合格実績! 東大や難関私立大は何人? 理三や医学部は?

東京大学など国公立大学の合格実績は?

上記の表は、2025年度入試における浦高の合格実績です。やはり特筆すべきは41人という、東京大学の合格者数の多さでしょう。平成31年間の東京大学合格者累計ランキングでは、1,069人で全国18位につけており、公立高校としては1位を獲得しています。

東京大学合格者は2024年度が44人、2023年度が36人、2022年度が27人、2021年度が46人……と推移。年度によってバラついてはいますが、2006年度の16人を最後に、20人を下回ったことはありません。ちなみに過去の最高実績は、1986年度の61人です。

他の国公立大学では一橋大学や東京科学大学、筑波大学や千葉大学、地元である埼玉大学の合格者も目立ちますね。東京大学以外の旧帝国大学(北海道大学、東北大学、京都大学、大阪大学、九州大学)にも毎年コンスタントに合格者を輩出しており、なかでも東北大学には2017年度入試以降、毎年20人以上が合格しています。

早慶上智など難関私立の合格実績は?

【2025年度入試】浦和高校の合格実績(抜粋)
私立大学大学名合格者数
現役浪人合計
早稲田3970109
慶應義塾194261
上智71522
東京理科275885
中央103343
明治176380
立教9413
青山学院426
学習院022
法政32124
日本11213
立命館011
同志社011
引用元:同上

続いては、私立大学の合格実績を見ていきましょう。2025年度入試では、私学の雄である早稲田大学は109人、慶應義塾大学に61人が合格しており、さすがと言うほかありません。

一方、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)のなかでは明治大学の合格者が80人と突出しています。東京理科大学の合格者85人と多いのも特徴的ですが、後ほどご紹介する進学実績を見れば、GMARCHも東京理科大学も滑り止めの意味合いが強いといえそうです。

医学部・薬学部の合格実績は?

【2025年度入試】浦和高校の合格実績(医学部・薬学部抜粋)
国公立大学大学名合格者数
現役浪人合計
東京科学213
東北314
京都011
神戸011
筑波101
千葉011
山形101
群馬112
信州101
新潟112
福井011
三重011
私立大学
日本011
東北医科薬科022
東京慈恵医科011
国際医療福祉033
東邦011
杏林011
昭和医科011
北里011
東京薬科011
明治薬科022
引用元:同上

では、医学部・薬学部の合格実績はどうでしょうか。上記の表は、2025年度入試における浦高の合格実績のうち、医学部のみを抜粋したものです。

国公立大学では東京科学大学に3人、東北大学に4人が合格しています。私立大学だと国際医療福祉に3人が合格しています。浦高の生徒からすると、狙い目の医学部なのかもしれません。

また、表には載っていませんが、大学受験の最難関といわれる東京大学の理科三類には、2015年度と2011年度に1人ずつ合格しています。浦高から理科三類にチャレンジすることは、決して夢物語ではないということですね。

防衛大学校や名門海外大学の合格者も!

防衛大学校や防衛医科大学校に合格し、自衛隊や自衛隊医官への道を歩む浦高の生徒もいます。2025年度入試の合格者は、防衛大学が現役生2人、浪人生2人、防衛医科大学校が浪人生1人でした。浦高の生徒は、男子しかいない環境で心身ともに鍛えられていますから、自衛隊というキャリアも不思議ではありません。

そして浦高からはなんと、2020年度から2年連続で1人ずつ、イギリスの名門・ケンブリッジ大学に合格しています。姉妹校であるイギリスのウィットギフト校との交換留学を実施するなど、海外交流に力を入れているのも浦高ならでは。将来はグローバルに活躍したいと考えている中学生にとって、浦高はとても魅力的に映ることでしょう。

浦和高校卒業後の進路で多いのはどこの大学?

【2025年度入試】浦和高校の合格実績(抜粋)
国公立大学大学名合格者数進学者数
東京4141
一橋1515
東京科学99
北海道1212
東北2222
京都1616
大阪22
九州33
神戸33
筑波2522
埼玉76
千葉98
横浜国立1313
東京農工77
東京学芸21
私立大学
早稲田10933
慶應義塾6121
上智222
東京理科8522
中央4313
明治808
立教130
青山学院62
法政243
日本134
立命館10
同志社10
引用元:同上

その大学に合格して、実際に入学したのは何人?

合格実績の次は、進学実績をチェックしてみましょう。国公立の東京大学や一橋大学、旧帝大クラスになると、さすがに合格者はほとんど全員がそのまま進学していますね。

しかし私立は、早稲田大学と慶應義塾大学の二大巨頭でさえも、合格者に対する進学者の割合は高くありません。GMARCHになるとその傾向はますます顕著ですし、浦高の生徒の大半は国公立志向が強く、早慶GMARCHは滑り止め扱いにしていることが想像できます。なんとも贅沢な話ですよね。

浦高では「第一志望はゆずらない」という進路だよりを発行しており、何事も妥協しないことの大切さを、学校全体で共有しています。人間的に成長できる環境ですし、もし浪人することになっても、浦高での日々を思い出して乗り切れるでしょう。

浦和高校はどれくらいすごい? 県内のライバルは大宮、春日部、川越、市立浦和、栄東、開智?

ここからは、同じ埼玉県内ですと、浦高のライバル校はどこになるのかを考えてみたいと思います。

公立高校では、まず大宮高校の存在は無視できません。東京大学合格者は2023年度~2025年度にそれぞれ19人、2022年度が10人。浦高にダブルスコアをつけられているものの、男女共学の公立高校としては、大いに健闘しているでしょう。

浦高のように伝統ある公立の男子校ですと、春日部高校も進路指導に定評があります。東京大学合格者は2025年度が1人、2024年度が2人、2023年度が4人、2022年度1人。旧帝国大学の合計合格者に絞ってみると2025年度は37人が合格しています。

同じく男子校である川越高校も、東京大学合格者は2025年度は10人、2024年度は7人、2023年度が5人、2022年度が1人と優秀。2025年度の旧帝国大学の合計合格者は51人ですが、それとは別に一橋大学に10人、東京科学大学(旧・東京工業大学)に9人がそれぞれ合格しているのは注目すべき点でしょう。

また、浦高と最寄り(JR京浜東北線の北浦和駅)が一緒の市立浦和高校も、男女共学で人気のある進学校です。東京大学合格者は2025年度が6人、2024年度が6人、2023年度が3人、2022年度が7人。2ケタには乗りませんが、安定した実績を残していますね。

次に、私立高校はどうでしょうか。浦高の併願校に選ばれやすいですが、男女共学の私立高校のなかでは、栄東高校も勢いがあります。東京大学合格者は2025年度が12人、2024年度が19人、2023年度が13人、2022年度が14人。2016年度には27人の合格者を出し、同年度の浦和高校の実績(22人)を抜いてみせました。

他の私立高校ですと、開智高校も安定して東京大学合格者を輩出しています。2025年度が1人、2023年度は1人、2022年度は3人。以前は2013年度からずっと2ケタをキープしていました(最高実績は2017年度と2018年度の18人)。

浦和高校に入るには? スクール21出身の浦和高校卒業生による合格体験記

ここで、かつて実際にスクール21に通っており、2007年度の受験で浦高の合格を勝ち取った筆者自身の体験談をご紹介しましょう。

筆者がスクール21に通い始めたのは、中学2年生の春です。それまでも定期テスト前は割とマジメに勉強していたつもりなので、学校の成績は上位でしたから、浦高のことは自然と意識していました。しかし、学校の定期テストは暗記で点が取れる部分も多いですが、入試問題は形式が違いますので、暗記だけでは通用しません。

スクール21では多種多様な問題を演習する時間があったので、例えば数学なら「自分は図形問題が苦手なんだ」などと、いろいろな気づきを得られました。そこで自分の得手不得手を分析し、一つひとつの問題に向き合って考える力を身につけられたからこそ、受験本番で高得点が取れたのだと思います。

以上、受験生の皆さんのご参考になれば幸いです。

浦和高校の学校データ! 募集人数は? 修学旅行の場所はどこ?

2026年度の募集人数や受験スケジュールは?

浦高の2026年度入試の募集人数は360人です。2月26日(木)に学力検査、運命の合格発表は3月6日(金)というスケジュールになっています。受験生や保護者の皆さんは、この日を笑顔で迎えられるように頑張ってくださいね。日程の詳細は下記サイトにて確認してください。

※データ出典:埼玉県教育委員会公式サイト「令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報」               

浦和高校のバラエティ豊かな学校行事をご紹介!

進学校のイメージが強い浦高ですが、勉強漬けの毎日を送るというよりは、どんな学校行事や部活動も全力で楽しむ校風だと考えたほうがよいでしょう。

5月には3学年合同の新入生歓迎マラソンが行われますが、“歓迎”とは名ばかり。新入生は最初にスタートできるというだけで、その後は先輩たちに猛スピードで追いかけられることになります。

6月には体育祭があり、これぞ男子校というパワフルな闘いぶりは、見る者をも熱くすること間違いナシです。さらに1年生は、7月になると臨海学校に参加し、静岡県の伊豆弓ヶ浜で最長2kmの遠泳に挑みます(※注1)。

※注1:2020年は中止となり、当時の1年生の臨海学校は2021年7月に改めて実施

9月には毎年約1万人が来場する、埼玉県内でも最大規模の文化祭が開催(※注2)。各クラスや部活動の出し物に加え、ミス浦高コンテスト(※男子校なのにミスターではないところがポイント)やフリーマーケットといった、面白い企画が盛りだくさんです。

※注2:2020年は中止となり、2021年は一般には非公開で生徒・教職員のみで開催

11月には2年生対象の修学旅行があり、行き先は伝統的に京都となっています(※注3)。京都ですと、中学校の修学旅行ですでに行ったことがある場合も多そうですが、浦高の仲間たちと訪れる京都には、また違った趣が感じられるでしょう。そのほか、大阪や神戸での体験学習も用意されています。

※注3:2020年は中止となり、当時の2年生は2021年7月に代替行事として宮城・岩手へ

もう一つ浦高を語るうえで欠かせないのが、11月の強歩大会(古河マラソン)です。浦高から茨城県の古河まで、約50.2kmの道のりを目指します(※注4)。フルマラソン以上の距離というだけでも驚きですが、大変なのは時間制限があること。歩くだけではゴールに辿り着けず、ペース配分を考えなければならないあたり、まさに浦高らしい行事ですね。

※注4:2021年は10月31日(日)に実施し、ゴール地点を埼玉県の加須に変更

高校受験では、豊富な進学先が期待できる浦和高校を目指してみよう!

浦高は埼玉県内のみならず、全国でも通用するハイレベルな進学校です。いざ入学してみればきっと、モチベーションの高い同級生たちとの出会いや、充実した学校生活が待っていることでしょう。

受験生や保護者の皆さんは、将来どうなりたいか(どうなってほしいか)がまだハッキリしていないかもしれません。しかし、浦高でさまざまな刺激を受けているうちに、だんだん未来のビジョンが浮かび上がってくることもありそうです。

せっかく受験勉強に励むのであれば、どんなキャリアに進むこともできそうな浦高を目指してみませんか?県立御三家(浦高、浦和第一女子高校、大宮高校)合格者数27年連続ナンバーワンのスクール21が、全力でサポートします。無料の学力診断やカウンセリングも実施していますので、まずはお気軽にどうぞ。