浦和第一女子高等学校は埼玉県内の女子高の中でも最も名前の知られている高校で、通称浦和一女と呼ばれています。ここではその校風や学校の指導方針、評判、大学の合格実績などについてご紹介しましょう。
浦和一女高校のプロフィール
浦和一女はさいたま市浦和区に所在する県立高校です。県内最古の女子校であり、毎年、コンスタントに東京大学への合格者を出している、県内でもトップクラスの進学校でもあります。校風は、女子校でありながら、おしとやかなイメージよりは活発で活動的な生徒が多いと言われます。
学校が掲げている「目指す学校像」は、「世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った魅力あるリーダーを育成する女子高校」というものです。グローバルな視点と、社会貢献への志、リーダーシップを持つ人間を育てたいという志が見えてきます。
学校が提唱する「重点目標」はもっと具体的です。
「1.組織的に学力向上に取り組み、自己の進路実現を果たす一女生を育成する」。
ここでは学力の向上と進路実現を果たすことを明確に述べています。
「2.部活動、学校行事などに全力で取り組み、自らを高める一女生を育成する」。
部活動や学校行事にも注力することを宣言しています。
そして
「3.国内外との様々な連携を推進するとともに、一女の教育を積極的に情報発信する」。
ここでもグローバルな連携、さらに高大連携、地域との連携について示唆しています。
浦和一女の進学実績
浦和一女では、ほとんどの生徒が4年制大学に進学します。国公立大学、有名私立大学にもコンスタントに合格者を出しており、県内女子高トップ、難関大学合格者が多いという定評は健在です。
2018年の合格者を見ると、国公立大学には現役78人・既卒35人の合計113人の合格者を出しています。
東京大学には4名(現役3名)が合格。2017年は4名(現役1名)、2016年は3名、2015年は1名、2014年は2名(現役1名)、2013年は3名(現役2名)の合格者を出しています。 他の難関国立大学では、北海道大学5名(現役2名)、東北大学4名(現役1名)、お茶の水女子大学10名(現役10名)、筑波大学7名(現役6名)、千葉大学16名(現役9名)。国公立医学部には7名(現役2名)合格しています。
私立大学も見てみましょう。2018年度入試では早稲田大学54名(現役48名)、慶應義塾大学22名(現役16名)、上智大学20名(現役16名)、東京理科大学47名(現役17名)、明治大学84名(現役61名)、立教大学82名(現役67名)、青山学院大学26名(現役19名)、中央大学35名(現役21名)、法政大学46名(現役29名)、学習院大学39名(現役28名)というように、難関大学に多数合格者を輩出しています。
浦和一女は、浪人をしてでも目標の大学を目指すというよりは、現役合格で確実に行きたい大学を目指していくという傾向があります。生徒に対しては、自身の進路について自ら調べ、考える時間を与え、1年次からきめ細かな進路指導を行っていることが現役志向に結びついているのでしょう。
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