浦和高校とはとはどのような高校なのでしょう。まずは概要を知りたいという方のためいん、浦和高校の評判や校風、そして大学の合格実績についてまとめます。
浦和高校のプロフィール
浦和高校はさいたま市浦和区に所在する県立高校です。全国でも有数の進学校であり、特に公立高校の中で東京大学合格実績がトップクラスであることで知られています。
1895年(明治28年)、旧制浦和中学校として開設され、戦後に新学制により埼玉県立浦和高等学校に改称されました。120年余りという長い歴史を有し、有名人を含む多くの卒業生を各界に送り出しています。
開学以来の男子校であり、略称の「浦高」は浦高生にも、地域の人たちにもそう呼ばれて親しまれています。また、進学校でありながら、部活動や学校行事にも全力で取り組む、“熱さ”を感じさせる校風です。
浦和高校には、4つの教育方針を表す言葉があります。
1つ目は「『守・破・離』の3年間」。浦高生となり、最初の1年は型を知って身に付け(守)、次にその型を破り(破)、最後の年には浦高生として自走して独り立ちし、自身の道を歩み始める(離)という意味が込められています。
2つ目は「世界のどこかで支える人材を育てる」。浦和高校はグローバル社会における真のリーダーの育成を“本気で”目指している、ということを表す言葉です。
3つ目は「尚文昌武」。浦高の教育の精神を象徴する造語で、文武両道の意味です。卒業生である宇宙飛行士・若田光一氏が2009年、国際宇宙ステーションで、この「尚文昌武」と書かれた旗を掲げたこともあります。
4つ目は「無理難題に挑戦」。これは飽くなき挑戦心を表す言葉と言えるでしょう。浦和高校には生徒の自主性を重んじるという伝統があり、常に自分たちで判断し行動することが求められます。自由闊達な精神と個性が重んじられているのです。
県立浦和高校の大学合格実績
東京大学への進学率が高いと言われている浦和高校の2018年度・東京大学合格者数は現役10人・既卒12人でした。過去に遡ってみると、2017年の同大学の合格者数は、現役13人・既卒19人、2016年は現役4人・既卒18人、2015年は現役12人・既卒15人となっています。
これは、埼玉県だけでなく、その範囲を全国に広げたとしてもトップクラスの合格者数だと言えるでしょう。
他にも、一橋大学は現役7人・既卒10人、京都大学は現役6人・既卒8人、など、国公立大学への合格者は現役105人・既卒121人の合計226人もいます。
国公立大学への合格者をこれだけ出している要因としては、浦和高校の教育方針にあると言えるでしょう。生徒を勉強だけでなく部活動や行事にも全力で参加させることは、受験という大きな壁に真っ向から立ち向かう強い精神力を養わせ、合格への道へと繋がっていくのです。
医学部、有名私立大学への合格率も高いのが特徴です。
東北大(医)既卒1人、筑波大(医)既卒1人、旭川医科(医)現役1人、秋田大(医)現役3人、山形大(医)現役1人・既卒1人、群馬大(医)現役1人・既卒2人、福井大(医)現役1人、新潟大(医)現役1人、鳥取大(医)既卒2人、高知大(医)既卒1人、熊本大(医)既卒1人、福島県立医大(医)既卒1人、日本大(医)既卒1人、自治医科大(医)現役2人、東京医科大(医)既卒4人、順天堂大(医)現役2人・既卒2人、昭和大(医)既卒3人、慈恵医科大(医)既卒1人、日本医科大(医)既卒1人、埼玉医科大(医)既卒1人、東北医科薬科大(医)既卒4人、東邦大(医)既卒2人、獨協医科大(医)既卒3人、聖マリアンナ大(医)既卒2人、国際医療福祉大(医)既卒1人、……と医学部へも多数合格者を出しています。そのほか早稲田大に現役40人・既卒88人、慶應義塾大に現役20人・既卒54人、上智大に現役3人・既卒18人、東京理科大に現役25人・既卒113人……と早慶上理に現役88人・既卒273人の合格者を出しています。
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