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中学校3年生に進級してから
頑張るで良いのか?現中学2年生が受検する埼玉県公立高校の入学者選抜の日程は既に発表されています。令和5年2月22日(金)です。「入試まであと1年、さあ頑張るぞ」と中学校3年生になって始業式に心に誓ったとすると、実は県公立高校入試まで11か月弱しか残っていないということになります。では、1年間受験生として必死に勉強するとして、来年の2月の終わりに決意を固めれば十分でしょうか。 -
2学期末の三者面談は
受験校を決定する。中学校3年生の先輩は、この11月には入試の参考資料となる2学期期末テストを終え、11月度の会場テストの結果も返却されて、実際の受験校を決定する三者面談を受ける時期となっています。ですから、少なくともこの三者面談の時期までにある程度、目標校にあと一歩頑張れば手が届きそうだという学力を、身につけている必要があるということになります。つまり、「挑戦権を得るための学力」は中3の11月までに獲得する必要があるのです。 そして、先輩たちはここから、その「あと一歩」を万全にしていくため、入試に向けての最後の詰めの学習をする数ヶ月を過ごします。これは「ライバルに差をつけるための学力」をさらに磨く期間です。
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中2の12月は受験先確定の1年前。このことから考えると、中学校2年生のみなさんは、今が3年生になって受験先決定をするちょうど1年前、ということになります。真剣に目標にする高校をどこにするかを考え、それに向けてどれくらいの努力が必要かを考える時期ということになります。「さあ受験生になって頑張るぞ」と思うのは早すぎるということはありません。
中3から頑張るのでは、評価全体の3分の1しか改善できませんが、今から頑張るのであれば、3分の2を改善できる可能性があるということです。どちらが良いかは言うまでもないでしょう。また、私立高校などでは中学3年生の1学期(前期)の通知表の評定を推薦入試で重視することがあります。これも3年生になってから頑張るよりも、今から弱点を見つめ、徐々に改善していった生徒のほうが明らかに有利でしょう。
このため、遅くとも11月実施のテストまでに第一志望校の合格可能性ラインに届いている必要があるでしょう。
また、会場テストの結果はほとんどの私立高校で実施する個別相談の資料として用いられます。個別相談では合否の確度が話し合われることがあります。高校によりますが、1学期(前期)の通知表評定とともに、7月以降の会場テスト結果が資料として用いられます。気を付けなければならないのは、4月以降から相談に利用する高校も多くあるということです。つまり、併願校を考える上では、できれば4月から、遅くとも7月~10月くらいまでには、必要な結果を出していかなければなりません。その意味では、今は重要な会場テストの半年前を切っているということになります。
一歩先に受験勉強を始めるチャンス。
今から始めると、冬休みには中2・2学期の重要単元の復習(弱点の発見や克服)からスタートができ、3学期の学習内容も学年末テストに向かって学習することができます。もちろん、4月の会場テストに向かっての準備も、総合問題演習や塾内模試で鍛えていくことができます。勉強は中3生になってからで良いと決めてしまう前に、今からスクール21が考える受験勉強を一緒に始めませんか? 気になる高校に合格するために必要な学力と現在の実力のギャップも、スクール21の教室であれば、「学力診断テスト」をもとにアドバイスできます。